大昔の話。たぶん30年かもう少し前の事。
ブランドブームがあって、新しいブランドがたくさん?できたらしかった。自分には全くよくわからなかったが。どうも多くの人は丸井とか若い人向けの店なんかで洒落たシャツやパンツやそんな物を盛んに買っていた。シーズンの切り替え時期になるとバーゲンセールが行われて人が群がる映像がテレビで流れたりしたのを覚えている。友人の中にもそういうのを買って来ている者がいた。
その点、自分は全くそうした事にも着る物にも音痴でわからなかった。4シーズンあるからそれ毎に新しい服を買うというのはわからないではないが、自分はよほど寒いと感じれば前年に着たジャケットか何かを出してくれば良いし、暑いならTシャツで良い位に考えている。靴だって別にニューモデルのブランド靴でなくてもサンダルで済めばそれで十分だと思っている。
実は、さっきキャサリンさんが外からメッセージを入れてきて、白いモモヒキを買うがどうかと書いてきた。「親世代」のだと。実際のところ、そんなモモヒキなど人生でこれまで履いた事が無いから全くわからないのだが、今履いているのはそれでなくて化繊の裏起毛の説明書によると機能性のある生地で作られたモモヒキらしい。それで割合暖かく過ごしている。となれば、何らかの進化を遂げたモモヒキであるはずで、その進化にも理由があるのかもしれない。ならば「新世代」の物が良いと返信した。
ずっと後になってキャサリン、怒った。理由は自分が老眼鏡をかけていなくて「親世代」と「新世代」の見分けがつかず、「親」の方を買ってしまい後から気付いたというのだ。
そんなのこっちに怒ってこられても困る。スマホ越しに相手が老眼鏡を使っているかどうかなどわかるわけないし、仮にわかったとしてもメッセンジャーで文字を大きく表示するなんて・・・
長々と書いてきたが着るものの話でなくて要は老眼鏡の話だったのはお詫びします。ご不便とご迷惑をおかけ・・・してはいませんが。