もんく [とある南端港街の住人になった人]

不安を打ち消す

(ある方のあるコメントについて書いています。)

実は私はリストラに遭ったことがありません。なぜかと言いますと、その前に自分で自分のリストラをするからです。決して他人からそれをされた覚えはないと言うわけなのです。

仕事が無くなったとき不安か、と言うとやはり不安になることはあります。預金額が数千円程度になっていたこともあります。(前に書きました。)後から考えてみるとそれが死ぬほど不安だったとか心配だったかと言うとそれはたいした不安ではなかったと思います。

これからどうなってしまうのかとか、これから何ができるか、これからどう動けば良いのかのような未来が"見えない"不安が一番大きいのではないかと思います。日本人にとって仕事が無いとかリストラされるというのはそこに直結するわけですし、一度そうなると2度と元のような良い待遇は望めないと"確約されている"と言うのもそれを助長します。

そんな時、何かやる事を見つけてやってみると言う方法があります。普通です。資格を取ってみるなどもその1つです。が、これには落とし穴があります。それまでのキャリアに無関係な資格は年齢を重ねるとともに逆の効果を発揮してしまうからです。そうなれば下手に能動的に動くのは得策とは言えません。(実感)

不安を打ち消す方法なんてそう有るものじゃないと思うのです。

そう有るものじゃないと言うのは、こうすれば絶対であるとか、こうすれば誰でもOKのような方法は多分少ないだろうと言う意味です。そう言う事を本に書いている方はかなり多いものですが、それを参考にしたいと思ってしまうのはこれは自分を大多数の中の1人だと認識していて本に書かれるほどに一般的な方法を求めたいからに過ぎません。著者の思う壺です。そうするとそれは要は不安の中にいる時とやっていることは同じですから不安の解消には根本的にはならないのではないかと思います。

ざっと言って、他人任せは無理のように思われます。不安を打ち消そうとするのは不安が有る事を前提にしていますからこれは絶対無理でしょう。そこで、反対の問いはいかがでしょう?

幸せはどんなもの?

これの答えこそは全く他人と違っていますし、自分で考えないと出てくるものではないでしょう。不安を打ち消す方法は、それが効果を上げるかどうかは別として一般化できますけれども、幸せの方はそうは行きません。不安や不満は法律も行政も本もあらゆるシステムも物もそしてお金もどうにかしようとしてくれます。しかしその効果は限定的だと、我々は既に知ってしまっています。

そう言うわけで、不安を打ち消すなど私はどうでも良い事ではないかと思うのです。そんな事より.........
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