税金払ってあとは誰か勝手にやれ民主主義

昨日と今日がゴミ捨て場の当番なので試しにこのパネルを作って貼ってみた。

少し前まではこんな物は全く必要なかったが、今は違う。ご想像通り、日本の高齢化というものがこんなところにまで現れてきているということ。たぶん他の地域も同じだろう。

高齢者だけが居住する世帯で認知症の方が出るとある時からゴミ出しが正しくできなくなる。次の段階はたぶんゴミ出しそのものができなくなるだろうし、同時に買い物に行かれず、介助の助けも呼べずに下手すると誰も気付かない間に最悪の事態になる。

これだけじゃなくて、今年に入ってから回覧板が回せなくなったし、このゴミ当番の順番さえ申し送りできなくなっている。回覧板に関しては回覧の代わりにコピーを全戸に入れるように変えた。ゴミ当番は回せる少数の家にしか回さないように変えた。


今、こういう問題に対処しようとすると多くの人は行政にどうにかしてくれと言うだろう。先日Xで高齢者宅のゴミ出しを学校が「勝手に」引き受けて実際にやる子供は迷惑のようなのを書いている人がいた。シニアの方々がやっているボランティア的な活動に任せるべきという意見も多かった。その意見が正しいかどうかと言えば今の枠組みの中では正しいかもしれない。


でも、このまま進めば「税金さえ払ってりゃあとは誰かやれ」という今のやり方では絶対限界が来る。その時どうすれば良いのかはその時になって考えていては遅い。今でも新自由主義とかリベラルとかいろいろな主義を叫ぶ人がけっこういるけれど、その主義の行き着く先でゴミ出し問題とか回覧板問題がどうなるのか教えてほしいと思う。少なくとも誰かが実現するなんとか主義みたいなのは意味が無いはずで、民主主義という言葉だってもっと具体的に肌に感じられるそれにならないと教科書に書いてあるただの言葉のままじゃこちらも同様に意味がない。