もちろん許可するつもりは全くない。
最初はコイツ。名前はニーニ。ニーニが現れる時にはどこからともなくニッ、ニッと言う声が聞こえてくる。ニーニに困る理由はニーニ自体にあるわけじゃなくて、きなこの方。きなこのお気に入りだから。

もう1匹は、トラ母。トラ母にはマダラと言う娘がいて今夜は一緒に来た。追い出そうとしても撫でてもらっていると勘違いして追いだせない。なぜかこの家の住猫、きなことつぶあんよりリラックスしている。

それに、このトラ母、きなことつぶあんの散歩にもついてくるようになった。呼んだ覚えもないのに。
仕事の方では今、けっこう呼んで来てくれる人がいる。新しい設備の検討をしているのでいろいろな人に会う。
で、マレーシアの場合、日本と違って話なんてけっこうサラッと終わる。日本だったら数時間かけて話すような事がほんの30分もしないで済ます事ができる。けっこうアバウトにお願いして後でゴチャゴチャしてもほとんど追加料金なんて発生しない。いい加減と言えばいい加減。
いい加減な理由は別にもあって、実は内部的にはちょっと深刻な事なんだけれども、お願いするエンジニアが使用決めとか図面作成とかが全然できないのだ。たぶん、仕事を受ける方もそんな状況に慣れていて勝手にいろいろ決めてやってくれると言うような便利な状況がマレーシア全体に作られているのかもしれない。
マレーシアでは一般に、下請け業者さんの方が最終製品を作るような会社にいるエンジニアよりずっとずっとスキルが高い。まあ、うちの会社みたいにそれほど大きくも有名でもなくて、しかもKLからちょっと離れた郊外の工場に応募してくるレベルが実際一番ダメかもしれないので、ショップロットの一角でやっている小さな会社とは言え、彼らの方が何倍もレベルが高いのだと思う。
ちょっとうらやましい。そういうところからは押し掛けで来てはくれないんだよね。