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もんく [とある南端港街の住人になった人]

アドバイスなんて余計だ

日本てとても面白い国だなと感じる。



こういうのを見せられると賛意を示す反応が大半だ。要は誰からも相手にされない人にならない方が良いという意味だ。

一方で「ありのままの自分で良い」「そのままのあなたで良い」他人と比べて優れているとか劣っているとかは関係なくて「誰もが世界にひとつだけの花」などと言う。それ以外にも「日本は同調圧力が強い」と言って皆が同じ方向を向くのを嫌がる傾向もある。

誰からも相手にされない人にならない方が良いというのとは真逆なのだが、真逆の両端がどちらも言われてどちらも支持されている。いったいどっちなのだ?

結局は他人から支持された範囲の中での自分自身ということに落ち着くのだろうと考える。そのままの自分で良いと言っても他人の迷惑にならない範囲で、他人から変人扱いされない常識的な範囲でという注釈が付く。そんなものだ。


でも、問題なのはその人がどうであるか、自分がどうであるかではないだろう。ある人が本当に独自性を発揮して変に見えたときに、それを認める周囲側からの態度の方だ。その人が自分で考えて行動した時におかしくてもその人が考えて良いと思ったのだからそれはそれで良いと認めて、その人を孤立させないキャパシティが無い事の方が問題なのだ。

「○○な人になってはいけないよ」などと変にアドバイスするのは余計で、どんな他人の姿も認めてそして人と人を分断しない自分自身の態度を考えるべきだろう。
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