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もんく [とある南端港街の住人になった人]

久しぶりに面白い仕事するヤツが出てきた

マレーシアの人はだいたい自分の仕事を小さくしようと努力する。

できるだけ小さい範囲の仕事、
できるだけ責任範囲の小さい仕事、
できるだけ難易度の小さな仕事を好む。
大きくしようとする人はほとんどいない。

だから自分の仕事はここまでだと勝手に決めている。
問題があったり困難そうな事があるとヤドカリのように
殻から出てくる気配がない。

仕事に慣れてくればくるほどそうで、
殻はだんだん強固なものになっていく。
叩いても落としても全然出てこない。


そんな中、ちょっと希望はあるらしいと最近思う光景が。
先日、別の作業場からこちらに来たいと言って入ってきた若者、
ちょっと他と働き方が違う。


今やってる仕事はやらなくて良いから
ちょっとあいまいになっている別の仕事をやってみてくれと言ってみた。

その仕事には他の部署の人間がたくさん絡んでいるので
邪魔にされるかも知れないし。
ルールも決まっていないことがあるかもしれない。

誰もそのあたりの事を重要視していないのは、
長い事そこでやっている人が1人でがんばっているからだと言うのはわかっている。
それであまり問題ないからそれはそんなものだと誰もが何も考えない。
長期的に見ればその人が辞めたらどうなるのか、
マニュアルも作っていなくていつも同じ事が本当にできているのか、
などいろいろわからない事がある。


なので、そこに勝手に入っていって調べて
自分でできる仕事はもらってきて、ルールを決めるとか
次につながるように行ってみるように、と言った。

そうしたら、何となく毎日なにかメッセージを送ってくる。
AAAの作業に時間がかかって置場がいっぱいになっている。
その作業をやっているのはBBB1人しかいない。
今度そのやりかたを聞いてみる....とか。

マレーシア的にはかなり珍しい。
(日本ではどうかな?)

面白そうだからもっと背中をズンズンと押してみようと思う。
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