夜中の2時かよ

メッセンジャーのチンが聞こえた。おい、2時だぜ。まだ寝たところじゃないか。

歳行ってから夜中に物音で起きる、起きられるようになってしまった。夜中のガードマンの仕事は高齢になるほど重宝されるって聞いてるからそれか？ いや、歳のせいばかりじゃないね。この仕事始めたのも原因かもしれない。

何たって工場は夜勤やってるわけだし、それにも増してメンテナンス担当はアホだから急なトラブルがけっこうある。ダメになる前に点検しとけっての。今日もそのパターンだ。こっちは生産担当なんだからマシンのトラブルからは解放されたいところ。そうすれば少なくとも仕事は1つ減る。


そうだ、積極的に減らそう。このまま甘やかしていては永久にダメだ。毎日の点検、毎月の点検の簡単なところはやっているが、やらないと宣言しようか。そして依頼書もか書かないと宣言しようか。マシンの調子が悪い時は夜中でもメンテナンス担当部署のヘッドに電話を入れるにしようか。そして部署内のメンテナンス担当をメンテナンス担当から解任して通常業務管理にするとも宣言する。

つまりマシン関係は通報する以外何もやらない事にする。止まったらあっちのせいと言う事にするのだ。

マレーシア的にはそれでも良いはず。結果は別として脅しをかける。そうしよう。そうでないとこれから生産が増えた時に今のまま止まって直すバカメンテナンスのままになりそうだ。とりあえず、ちょっとバカにショックを与えよう。それが良い。


そして部署内担当もバカなのでそっちにもショックを与えよう。マシントラブルはサボりと言い訳の宝庫だから。