もんく [とある南端港街の住人になった人]

コムスン問題とテレビの問題

コムスン問題でグッドウィル会長の折口氏がテレビの各番組に謝罪に回っている。どこのチャンネルを回しても一応に謝罪と言い分を述べている。


さっき(6月11日)もTBSピンポンと言う番組に出演していた。

先に言っておくと、ここで新たにコムスンがどうのと言うつもりはない。(介護制度について問題があるのは知っているし、保険料を食い物にしょううとする者だってきっとたくさんいるだろう事も最初から予測できたことだ。そんな事は皆言ってるからそっちに任せたい。)


嫌なのはテレビの方だ。
ピンポンに謝罪に来られた折口氏への出演者の対応はまるで「私刑」だった。「責任を取って会長を辞めろ」と責めた。コムスンの行った事は確かに社会的には悪い事に違いない。それが氏の言う通り不可抗力的なものかどうかは別としても事実法に従っていなかったのだから。

しかし、だからと言って「公開吊るし上げ」のようなやり方はどうなのか。
コムスンへの行政処分は既に決定しているし、それを逃れる手段と思われたやり方も撤回した。そして謝罪をしている。だから、これはある意味済んだ事だ。

これから我々日本人がせねばならないのは氏を社会的に抹殺する事ではないはずで、二度とこういった事が起きないようにするには制度をどうしていったら良いのか、監視制度が必要なのかなどを考えて実行したり、払っている保険料と税金を皆で有効使えるように工夫したり勉強しておいたりする事の方ではないのか。折口氏を現職から追い出す権利や義務は、我々にもテレビにも無い。テレビは国民の代弁者でも刑の執行機関でもなく、しかも完全に公正なものでもありえない。


「マスコミは常に国民の側に居る」と言う幻想の中にある。
それは、本当に彼らが勝手に思い描いている幻想に違いないと思う。
もう少し謙虚な態度で番組作りはできないものだろうか。

TBS「ご意見お問い合わせ」

コムスンの老人ホーム事業、受け入れる用意ある=ワタミ(ロイター) - goo ニュース

コメント一覧

ちはや
TV
http://blog.goo.ne.jp/jf5kqg/
平成元禄時代ですね。
視聴者が番組を要求し、番組が視聴者を育てるんでしょうから、馬鹿番組を見捨てる人が増えてくれば、なんとかなるかもしれません。
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