先日ちょっと書いたけれど、ネパール人の作業管理者を呼んで作業不具合の事情を聴いた。まあ、責めたりすると言うのではなくて、なぜそうなったか? 本当の事を聞くと言うようなもの。彼はその場で自分がちゃんとしなかった事について深く後悔している表情だった。その後の仕事ぶりを見ているとちゃんとやっているらしいとわかる。
同じ事でマレー人の作業管理者を呼んだ。ネパール人との大きな違いは言い訳をより多くする事。言い訳すればするほど話の辻褄が合わなくなってくる。が、マレー人は言い訳が止まらない。彼だけでなく、一般にこうした傾向があると、他の事例でも感じる。
さらに違うのはその後の事だった。ネパール人はもちろん外国人労働者で逃げ場が無いと言う事もあるが、元気に仕事場にちゃんと来てやっている。外見上もうあの事は忘れたかのようでもある。(でも仕事はちゃんとやるようになったので忘れていないとわかる。)
マレー人の方、あのミーティングの後、急に具合が悪いと言って午後に帰宅した。次の日の午前中も調子が悪いと半休。次の日、欠勤。表向きはあのミーティングとは無関係な休みとなっているが.....
別のマレー人、仕事が混んでくると調子が悪いと言って残業をキャンセルする事が多い。しかも残業時刻直前に言う。仕事が混んできた場合ばかりでなく、何かミスをして指摘された時、高確率で残業無で帰ると言う。
さらに別のマレー人、新しい仕事が入ると残業しないで帰る事が多いとか、何か別の重要でも緊急でも無い仕事を勝手にやって時間を潰す。新しい仕事と言っても別に困難な事ではなく、単に彼がやった事が無い仕事と言うだけの事。ジョブスコープに記載されていない他人の仕事ってわけでもない。
(ところで残業だけれど、マレーシアでは賃金の低い人はだいたい残業するのがあたりまえになっている。特に残業を強制するわけでなくて、本人たちもそれが込みで賃金になっているとの認識。帰りたい時は帰るのはかまわないが、何も言わないと普通残業ありと双方考えている。(オフィススタッフはそうではない。))
どうにもマレー人、とても精神的に弱いような感じがある。弱いと言うか、脆いと言うか。毎日新しい仕事させたり、いろいろ指摘されたりする環境だとたぶん心の病気になってしまうんじゃないかと想像する。その前に辞めると言うのもあるが。だから今いるマレー人、もしかするともうすでに彼らの心の中は20%位病期になっているのじゃないだろうか?、見ていてそんな気がする。
こうした事に対して放って置くと言ったら聞こえは悪いかもしれないが、人生ずっと横にいて気遣ってやる事ができるわけでもないので仕方ないと言う事にする。(冷たい?)
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