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もんく [とある南端港街の住人になった人]

仕事なんてせず座ってなさい、と言う職場

3日ほど描いていなかった。
忙しいのである。

いつもより立っている時間が長い。
立っていると座っているより疲れる。
作業現場には冷房がない。
身体が熱くなると体力の消耗は早い。
それで帰ってくるといつもより何かしようと思わなくなる。
と言うわけで、
ブログ書きはプライオリティ・リストから外される。


とは言え、
自分は身体を使う仕事はあまりしない。
作業員がいるので割り振るのが主だ。
そうなると、作業員の方が体力消耗しているはずだ。


だからってわけではないが、
作業場には休憩所から盗んできた
プラスチック製のイスを置いている。

仕事が無い時にはそこで座っていろと言うわけ。
座っているからサボっているのではない。
仕事が割り振られないのは本人のせいではなくて
割り振らないこちらのせいだ。

なので、無ければ座るようにさせている。
が、彼ら、なかなか座らない。
座っているとサボっていると思われるのじゃないか、
そんな労働者意識のようなものが抜けないらしい。
また、ボスが立っているのに自分が座っているのを
居心地悪く感じてしまう。

なので座らせるのにちょっと苦労する。
自分の仕事が終わると別の人間のところに行って手伝おうとする。
しなくても良いのに掃除しようとする。
何とかして忙しくしているように振る舞うのだ。

なので1つ仕事が終わったタイミングで呼んで座らせる。
誰かがまだ何かやっていても手伝いはさせない。



こう言う事をする理由はいくつかある。
もちろん余計な体力消耗を避けさせるため。
1日12時間、月曜から土曜の週6日間を乗り切らないといけない。

他人の仕事を手伝ってしまうと
同じ作業にならなくなり、ミスが多くなる。
それに場合によっては危険を伴う可能性もある。

複数人で1つの仕事につかせると
責任感を消失させてしまう人が多い。
結局何もならない、何もできないと言う事が起きる。

突発的な仕事をしようとした時に
明らかに何もしていない人間は必要なのだ。
いつも忙しくさせているとイザ、と言う時に
人を集めるのが大変であるし、
悪くすると忙しくてできないと言うような言い訳になる。

逆に座って休み易くしておくと
仕事に慣れたり効率化して分が座る時間と交換できるので
自ら効率化しようとする思考になる可能性がある。



仕事と言うのは忙しくしていると言うような
単なるスタイルが必要なのではなくて、
結果が得られると言うのが必要なのだ。
楽にやって結果が出るのならそれが一番。
なので精力的に作業員を座らせている。

そんなに暇なのか?と思われるかもしれないが、
それはそうではありません。
全然逆なのです。
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