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もんく [とある南端港街の住人になった人]

生歌だと全然ちがうね

ちょっと前に近所のオープン前のショッピングモールのようなところで、一足遅い中華正月のイベントがあった。モールの中心にあるデッカいアーケードに舞台が設けられ、獅子舞、龍の舞などがあった後、子供の踊りみたいなのがあって、最後にプロらしい女性歌手のステージ。

その人がどのレベルのプロなのか全くわからないが、とりあえず人前に出て歌えばお金をもらえるだけの人として呼ばれたらしい。どのレベルかわからないって言うのは、マレーシアではチャイニーズがいろいろ個人や団体でイベントをするのに呼ばれる歌手と言う人がけっこうたくさんいるらしいからだ。つまりテレビに出ているとかCDを売っているとかでないプロと言うのがあるわけ。

ま、その人がどんなレベルでもこの際どうでも良いのだけれど、とりあえず歌は上手いようだった。全部中国語の歌なのでよくわからないけれど、お客さんの反応が良かったから良いのだと思う。いろいろ流行歌を歌った後に、よくショッピングセンターでかかっていた中華正月の曲を最後に歌った。

と、その曲はショッピングセンター、スーパーマーケットで流れている中華式チャカチャカ音楽で金輪際(こんりんざい、とはこんな字なのか!)聞きたくないとマレーシアに来て以来、毎年毎年何年も思ってきたけれど、生で聞くと全然悪くない。これにはビックリ。カラオケなので演奏なんかは変わらないのに生だと良いのに驚き。


最近、ある方から中古のDVDをたくさん譲っていただいた。

その中に昔むかしのその昔に流行ったABBA(最初のBは鏡写ししたみたいに逆にしないといけないけど、できないな) のビデオがあって昨日見てみた。あの時代はやっと神奈川テレビでMTVなんてのが放送された頃だったから外国の歌って言うと歌ってる人が動いている姿を見る機会はあまりなかった。一番良く聞いていたのはFM放送だったし。

それで動いているABBAをDVDでじっくり見たわけだけれど、音だけで聞くよりかなり良い。着ているものとかビデオに映っている背景なんかが北欧趣味なのか、時代なのか変なのだけど、口を動かして歌っているのを見ながら聞くと音だけより伝わってくるものが多いような感じがする。感じがするだけだけれど、この人たち、やっぱり一時代を築くだけのものがあったんだな、と。


時間が無いでずっと動いていないのだけれど、やっぱり幾らかの人の生歌って、聞いておかないといけないな、と思っている。ずっと以前に高橋竹山氏の演奏を氏がかなり高齢になってから聞いた。その時点でチャンスあるうちにと思っていたからだけれど、程なくして氏は亡くなってしまった。人は誰でもそうなるわけだし、生きているからと言っていつでも聞かせてもらえるわけじゃないから。
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