続・俺がハムになるまで語り明かそう

旅行でかかった費用や素直な感想など、旅の記録を書いていきます。色々無知なところもありますがゆるーく見てください

島根旅'19 ❺原爆ドームと広島平和記念資料館

2019-10-18 06:52:00 | 国内旅行

原爆ドーム

平和記念資料館に行く前に爆心地からすぐ近くに(こういう言い方もなんですが)日本の負の遺産の代名詞と言っても過言ではない原爆ドームがあるので立ち寄ってます。
(後半キツめの写真が出て来ますので苦手な方は見ないでください)

ダメそうな人は次のお話へどうぞ

島根旅'19 ❻白兎神社と青山剛昌ふるさと館 


 

原爆ドーム

 

思ってるよりは小さいよとは昔聞いたことはありますが、確かに想像よりは小さいですね。
でも爆心地からこの距離で建物の原型が残ってるの奇跡的だと思います。

 

この原爆ドームは平成4年(1992年)9月に世界遺産にしようという声が上がり広島市が国に要望書を提出。
平成8年(1996年)12月5日に登録が決定し、7日に世界遺産一覧表に登録されました。

 

元々ここは【広島県物産陳列館】と言って広島の物産を販売促進するための拠点として作られました。

なぜ倒壊せずに残ったかというと上空600mで炸裂した原子爆弾の風圧がほぼ真上からかかったため、上からの圧力に弱い屋根などが押しつぶされましたが分厚い壁は押しつぶされずに残ったということです。
当然ですが中の人たちは即死、熱線による火災で内部は焼失しました。

 

風速に関しては440mという想像もつかない数値です。
台風で風速40mってそうとうやばいですけどその10倍とか想像つきませんね。

 

 

この川辺に何百人もの人が熱さから逃れるために押し寄せたんでしょう。

 

この原爆慰霊碑からはドームが見えるようになっています。

 

 

このひろしま世界遺産航路というところは、水上タクシーで二つの世界遺産を結ぶ交通機関です。
一つは原爆ドーム、もう一つは厳島神社です。

水上タクシーを使うことによって効率よく2つの世界遺産を回ることができます。

詳しくはこちらのHPでhttp://www.aqua-net-h.co.jp/heritage/

 

広島平和記念公園

目的の広島平和記念公園はドームから徒歩で行ける距離です。
正直記念碑がたくさんあって全部回ると結構な時間がかかります。
全部見たい所ですが、今回はポイントを絞って見ていきます。

しかし残念なことに、たまたま本館がリニューアル中ということで東館のみの観覧となりました。

開館時間

3月~ 7月/8:30~18:00
  8月 /8:30~19:00(8月5日、6日は20:00まで)
  9月~11月/8:30~18:00
12月~  2月/8:30~17:00
閉館時刻の30分前まで、休館日は12月30日12月31日です。

 

観覧料
大人(大学生以上)200円(30人以上の場合、1人当たり160円)
高校生100円(20人以上の場合、無料)
中学生以下無料

 

こちらではビデオシアターや講話があるようです、次回広島メインで来た時はぜひ見てみたいですね。

 

中に入ってみて驚いたのは外国人の多さ。
てっきり日本人が多いかと思っていましたが8割くらい外国人でした。

もちろん観光地として有名だとは思いますが、こういうことに興味を持ってくれるのはいいことだと思います。

 

リトルボーイ

 

これは原子爆弾の大きさの比較。
こちらは広島に落とされたリトルボーイです。
全長3.12m、最大直径0.75m、総重量約5t

 

当時は北マリアナ諸島が日本爆撃の拠点となっており、サンフランシスコからテアニン島に原子爆弾の部品が運ばれ組み立てられました。
搭載機はBー29爆撃機、機名はエノラ・ゲイと名付けられます。

グアムの直ぐ近くですね

 

1945年8月6日 広島県広島市の上空高度9,600mから投下され、広島市中区大手町の島病院上空約600mで爆発しました。

被害は死者118,661人、負傷者82,807人、全焼全壊計61,820棟にも及びます。

 

ファットマン

 

こちらは長崎に落とされたファットマン、広島よりも若干威力は大きめだったそうですが長崎は広島と違って平地が少なく爆発の広がりが限定されたので範囲的にはそこまで大きくなかったようです。

とはいっても死者約7万3,900人、負傷者約7万4,900人、全焼全壊計約1万2,900棟という甚大な被害をもたらしました。

 

外国人の方が感情を表に出しやすいのか、中には悲惨な写真や説明を見てハンカチで涙をぬぐっていた人もいたくらいです。

 

何にも考えてないそこらの日本人よりよほど感情移入してくれているんだと思います。
あとで載せますが実際えげつない写真も多かったです。

 

これは原爆ドームの倒壊前の姿

 

変高熱によって形した瓶

 

 

 

 

錆びてはいますが原爆によって一瞬で燃え尽きた三輪車

 

 

左下の原爆ドームから右上の東白島町まで約1.5Kmです。
下に平和記念資料館にあった原爆投下時を再現したプロジェクトマッピングを撮影した動画を貼ったので爆発のすごさがわかると思います。

右上赤枠の範囲が東白島町

 

原子爆弾投下再現デモ

 

これを見るととてつもない広範囲が一瞬にして焼け野原になったというのがわかります。
実際の資料館でこれを見ると地形のジオラマに投影しているので立体的に見えます。

 

原爆が落とされた8時15分で止まった腕時計

 

 

火傷を負った女学生、不思議なことに服は燃えていませんね。あとから着せてあげたのでしょうか?

 

原爆投下後の街の様子

 

もはや火傷というより炭化してますね、生きたまま焼かれている感じです。

 

 

 

 

これはみなさんおわかりでしょう、教科書にも載っていた黒い雨です。
爆発で舞い上がったすすや放射性物質が上空で水分と混ざり雨となって降り注ぎました。
本当に真っ黒ですね、ここまで黒いとは…驚きました。

 

 

もう一つの本館に何が展示してあるのか気にはなりますが、今回はこれくらいでそろそろ島根に帰ることにしましょう。


人の影が壁に焼き付けられたような展示物があると聞いたことがあるのでそれは本館の方でしょうかね。


駐車場の近くに広島風お好み焼きと牡蠣のお店がありました。
じっくり宿泊して観光する時はどちらも食べてみたいです。

 

帰りは高速道路のパーキングエリアで紅葉まんじゅうなどの広島土産を購入、島根に旅行に行ったのに広島土産を持って帰る。


父親が広島カープが好きなのでカープデザインの紅葉まんじゅう、これ以外考えられない。

 

島根旅'19 ❻へ続く

 

 

 

 



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