「悲しくてやりきれない」
フォーククルセーダースの有名な曲で、自分の大好きな曲である。
若い頃からよくギターを弾きながら、歌っていた。
悲しいときは、やはり悲しい歌がぴったりで、この歌を歌うと、悲しみが軽減された。
悲しくてやりきれない 歌詞
胸にしみる空のかがやき
今日も遠くながめ涙をながす
悲しくて悲しくて
とてもやりきれない
このやるせないモヤモヤを
だれかに告げようか
白い雲は流れ流れて
今日も夢はもつれ
わびしくゆれる
悲しくて悲しくて
とてもやりきれない
この限りない虚しさの
救いわないだろか
深い森の緑に抱かれ
今日も風の唄に
しみじみ嘆く
悲しくて悲しくて
とてもやりきれない
この燃えたぎる
苦しさは明日も続くのか
やはり歌の力は凄いもので、一服の薬と同じで精神に作用して心を優しく穏やかにしてくれる。
音楽療法的にいえば、薬を使わない、精神療法の薬が音楽なのである。
悲しいときは、悲しい曲を、、、楽しいときには、楽しい曲を、、、
それぞれの今の心の状態にあう音楽を、マッチングしていくことで、
心の安定を図っていくのが、音楽療法の基本だと思う。
音楽療法的なことを書いたが、簡単に言えば、音楽は心の薬だということだと思う。薬なので、服用を間違えるとかえって心の安定を壊してしまう。
ザ・フォーク・クルセイダーズは1965年、大学生だった加藤和彦、北山修、平沼義男、井村幹夫、芦田雅樹の5人で結成されたアマチュアバンドで
「世界中の民謡を紹介する」というコンセプトのもとに関西のフォークアンダーグランドシーンで活躍していたバンドである。(通称フォークル)
フォークルといえば、「悲しくてやりきれない」 、の他にもう一曲すぐに頭に浮かぶ曲がある。 (おらは死んじまっただ~!)で始まる、コミカルな曲の
「帰ってきた酔っ払い」、である。
自分は小学生の時に初めて聴いて、いっぺんで好きになりレコードをすぐに買った思い出がある。
この曲は、悲しくてやりきれないとは対称的な曲で、明るくコミカルである。
なので、楽しい時聴けばいいのか?というとそうでもなく、悲しい時も聴けるのである。こういう曲も珍しい?とは思うが、、、、、
この、帰ってきた酔っ払いは、死、とか天国、とかがキーワードであるので
コミカルだが芯をついた死についてのメッセージが伝わってくるような気がする。
人間誰でも死から逃れられない、、、だから、真面目にやれ~!!という
天国の神様の人間に対する怒りの言葉が、私たちへの強いメッセージで伝わってくる。
最後に、私は時々死に対して真面目に考えすぎて、死の恐怖で心が凍ってしまう時があるが、そうゆう時に、この曲の一部分を歌ってみると、少しではあるが、心が温かくなり、軽くなる。この曲の一部分が薬となって効いたのである。これは確かな事である。
その薬となった一部分とは、
天国良いとこ一度はおいで
酒はうまいし
姉ちゃんはきれいだ わあっ、わあっ、わあっ、わあ~!
人生、軽く軽~く考えたほうが、絶対に幸せだ~!!