2017年九州北部豪雨

福岡県朝倉で降り始めからの降水量が555mmとすさまじい集中
豪雨です。　報道各社が配信する画像を見ただけでも「こりゃ
尋常じゃない。」と感じますので、実際にその場にいる被災者
の方々のご苦労は我々の想像をはるかに超えた大変なものだと
いう事はお察しいたします。

被災地の画像で目に付くのは「流木」の多い事です。
山間部に豪雨が集中したことの結果でしょうが、それ
にしても白い地肌の流木が目に付きます。



西日本新聞より転載


チャーリーが思うに保水力の低いスギやヒノキの人工林の占め
る割合が多く、保水力の高い自然林が減って本来の山の姿を失
っている所への、集中豪雨が今回の災害を大きくした要因では
ないかと思っています。

たぶん、日本列島沖縄から北海道まで人工林が増え、自然林が
減る傾向は変わらないと確信します。

「人は自然を超えられない・造りだせない」という事がこのよう
な災害が起きる度ごと感じる事です。

昔から大和には大自然を崇め奉る心をもった、賢い民が住み自
然に沿って生きて来たハズなんですが、明治維新を境にその自
然と共存し地球上他の地域には見られない高度かつ多彩な大和
の文明はすっかり消えてしまったようです。

何が言いたいの？かと言いますと、ズバリ「お山が怒っている」
という事です。

山を人工林にし、川の護岸を三面コンクリートで固め川を単なる
巨大雨樋にし、至るところ税金を使って土建屋の手を入れる。
そりゃ、降った雨はそのまま流れ人工林の斜面全体を押し流し
なぎ倒された流木は橋を壊し、家を壊して被害はあっと言う間に
広がって行くのは当たり前だのクラッカー。

役所がわざわざ税金を使って日本中の山や川、里を自然の現象に
対し弱く造り変えて居るんだもの。

結果冷え冷えとした構築物が日本各地に延々と横たわり、昔の自
然からの恩恵を真にドブに棄てる行為だと思う。

もう止めましょうヨ。　

お山が怒っています。八百万の神さまが起っています。

今回の北九州豪雨のような災害はいつでもどこでも起きますヨ。
地震と同じく日ごろから非難シュミレーションして被害を最小限
にする訓練をしておきましょう。

自分の命、家族の命を守る為に必要なのは自分の知恵と自分の
判断です。