南米ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領
2012年地球サミットでのスピーチの一説です。
「貧しい人とは、少ししかモノを持っていないひとではなく
無限の欲があり、いくらあっても満足しない人の事を云う。」
彼は環境問題を問う場において鋭く問題の本質を投げかけています。
他の参加者たちがマクロ的な目しか持ち合わせず小手先の手段で環境
問題を語ろうとしている場で、現在の消費経済が諸悪の根源であると
明確に語っています。
まさにその通り。彼は現在の経済活動の形を変えなくては、地球が持
たないと説いているのです。地球という惑星無くして我々の生きる術
はないのです。当たり前です。現在先進国が主導している経済活動は
その大前提を無視した形で行われ、破壊と搾取そして何より尊い命が
失われています。
豊かさを手にしている賢い人は気付いています。
モノは必要ないんだと・・・
何でもかんでも買うのを止めましょうヨ。壊れるまで使えばいいぢゃ
ないですか。古いモノでも良いモノは沢山あります。魅力的なモノは
たくさんあります。
なんでもかんでも、新しくする必要はないんです。
経済活動より、原発を必要としない社会、千年後にあっても素晴らし
い環境で人間の暮らせる地球を残す方が大事でだよ。お金単なるは目
くらまし。
そろそろ気が付かなくてはいけませんよ。
木 火 土 金 水 五行の自然サークルを壊しても続ける経済活動
は自分の首を絞めているようなものです。
足る事を知ろうヨ。日本人は大自然から学んだ教えを血の中にもって
いるはず。それは言い換えれば欧米の奪い合う社会から得た教えでは
なく、アジアの分かち合う社会が持っている豊かな文化です。
命・愛・自由・平和・家族・友人・・・
仕事に追われ、ローンに追われ、欲に駆られてお金ばかり追いかけて
いる人ムヒカ大統領の言う貧しい人にはこれらの言葉を身近に感じる
ことは無いでしょう。経済社会に洗脳され、主体性を見失てしまてい
る人には無縁の言葉です。場合によっては、友人、隣人、家族までも
お金で売ってしまうかもしれません。怖いですね。
今の社会はそんな事を平気で奨励しています。
それが良い事なんだと。
そうぢゃないでしょ?
奪い合うのは止めて、分かち合う社会にしたいものだね。
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