チャーリーの青空トーク

60を過ぎた頑固ジジイが、ライフワークの「姓名判断」と「幸福に生きるには」を勝手に語るブログ。

日ごろのイメージシュミレーションが命を救う。

2013-10-12 10:12:37 | 地震・ツナミ・自然災害
さて今回も東海地震と東南海地震関連する話をします。

致し方のないことですがこの2つの巨大地震とその前兆とされている首都圏
相模湾内での地震が確実に近づいていると考えられるからです。この事につ
いては何度もこのブログでお話しをしてきました。

発生の予想を順に並べますと、先ずは首都圏の直下型→相模湾西方の断層
(国府津・神縄断層)地震→駿河トラフ周辺での東海地震とドミノ倒しのよ
うな連鎖が想定されています。

それに伴って富士山の噴火もアルのでは?という話もあります。注意は必要
です。

さてチャーリーが何度もこんな話をするのか?といいますと、「自分の身は
自分で守らなくてはならない」と言う事を前提にして災害と向き合わなくて
はならないからです。だれも助けてはくれません。何故か?自分の周囲の人
たちも地震の被災者だからです。救助や支援が動き出すのはおそらく大きな
地震が発生してから12時間?もしかしたらそれ以上罹るかもしれません。更
に救助支援が被災地に到達するのは更に遅くなる事を考えなくてはなりませ
ん。

被災地が広範囲に及ぶ場合は、被災地の中でも救援の手が届くのが早い地域
と遅い地域が発生しかなりの時間差が生じる事も予想しなければなりません。

例えは夜中の午前2時M9のの大きな地震が発生し、あなたが住む街の揺れは震
度6強だったとします。その時間どこに居るのか?なにをしているのか?大抵
の方は家で就寝している時間です。午前2時。もしかしたら外に飲みに行って
いるかもしれません。大きな揺れで建物は大丈夫か?ベッドの周りのものは
落ちないか?危険なものは置いてないか?火の気は大丈夫か?

寝てるときは大抵素足です。揺れが収まったときに素足で動いては危険です。
直ぐに靴を確保しなくては動けません。停電すると考えていたほうがいいで
しょう。周囲は真っ暗です。少なくとも手の届くところに懐中電灯は必要です。

自分自身が最初の揺れで怪我をしていないか確かめた後、無事ならば周囲の状
況を把握しなくてはなりません、家族・同居人は無事か?集合住宅だったら可
能な限り周囲の人たちの状況も知る必要があります。周囲の家からは火の手が
上がっていないか?家が破損していたり家の中の家具や生活用品が散乱してい
たらスムースには動けません。非難にどれほどの時間が掛かるか?これも考え
ておく必要があるでしょう。

非難は基本的に徒歩となります。たとえ車が使えたとしても道路が通行不能に
なっている事も考えなくてはなりません。

ツナミ発生のシュミレーションをしてみましょう。ツナミが発生する恐れのあ
る地震ならば直ぐに安全な場所に避難しなくてはなりません。 震源と自分の
居る場所の距離はどのくらいか?地震の第一報で大まかな震源がつかめたら、自
分の居る場所との距離を出してどの位で津波が来るか計算しなくてはなりません。
ツナミのスピードは時速約700kmの速さだと言われています。震源と自分の居る
場所が200㎞の距離ならば17分足らずで第一波のツナミが到達してしまいます。
震源との距離が100㎞ならばたった9分しかありません。自分の家が高台にある場
合はなんとか助かる可能性は有りますが、海岸線や平地だった場合は時間との戦
いです。秒刻みで危険が迫ってくるとかんがえなくてはなりません。また、自分
の家がどんな場所に建っているかで随分対応が違ってきます。極端な話、高台に
住んでいる方たちは地震の揺れが収まってから落ち着いてゆっくり次の行動に移
れますが、海岸線に住まわれている方たちにとっては大変過酷な状況が迫ります。
「時間は無い」と考えるべきです。海岸線に住むリスクは相当大きなものなので
す。

東日本大震災の時に避難所がツナミに襲われ多くの人の命が失われた話を動画で
見ました。避難所が機能しなかったのです。避難所も絶対安全ではないのです。
ではどこに避難したらいいのか?避難所の安全性を自分なりに確認しなくてはな
りません。少なくとも海岸線や地の避難所は危険です。目安としては20m以上の
高台にある避難所を選ぶ必要があります。もちろんより高いところならば更に安
全が確保されます。動画サイトにアップされているツナミの映像を是非ご覧にな
ってください。大変参考になります。










非難の時に持ち出せる荷物も限定されてしまいます。両手がふさがるほどの荷物
は機動性を失ってしまいます。バックパック1個+小さな手荷物1個、その程度です。
チャーリーは発生後の最初の12時間以内に安全な場所、救護や援助・食料が確保
できる場所に非難できればなんとかなるのでは?と考えています。ですから、非
常用持ち出しの荷物の中身は、最初の12時間を想定した最小限の食料・水・懐中
電灯・ライター・マッチ、トイレットペーパー消毒薬、ナイフ、サバイバルシー
ト、等々最小限の荷物です。

高層マンションを住居としている方たちはどうしたらいいのか?エレベーターは
使えません。ビル内で火災が発生ているかどうか?確認しなくてはなりません。
もし火災がした場合は直ちに避難しなくてはなりません。屋上に逃げたほうがい
いのか?建物の外に逃げたほうがいいのか?自分が居る階から上で火災が発生し
た場合は通常下階に逃げ外に出るのが基本です。自分の居る階より下で火災が発
生したらば、コレは非常に難しい判断を迫られます。高層ビル・マンションに備
えられているスプリンクラー等の自動火災消化装置が作動すればいいのですが、
地震の影響で送水が止まっていたり、自家発電機がストップして電力の供給が止
まってしまった場合は地上への逃げ道・避難路を燃えている階・場所を避けて探さ
なくれはなりません。このような状況になった場合高層ビル・マンションは非常に
危険だと認識し普段よりシュミレーションを重ねて、避難路を頭に入れておく必要
があります。高層ビル・マンションの場合先に指摘しました、自動消火装置が作動
しない場合において上階・屋上に逃げるのは大変危険が伴います。延焼する場合火
は上の階に延焼していきます。ですから出来るだけ火災が発生している階より下の
階に逃げなくてはならないのです。もし、延焼が止まらない場合を想定すると屋上
に逃げるのは大変な危険が伴うと思わなければなりません。たとえ屋上にヘリポー
トがあったとしても、直ちに救助のヘリが来るとは考えられません。 救助ヘリの
数には限りがあります。 それに対して被災し火災の発生するビルの数は相当数に
上ると考えたほうが賢明でしょう。

大都市の中で被災した場合は帰宅が困難になります。交通が麻痺状態になり動きが
取れなくなります。その時どうしたら良いのか?例えば都市部で数十万人が被災地
の中に取り残されたとします。帰宅したほうが良いのか?それとも留まって救援を
待ったほうが良いのか?もし帰宅するならどうやって帰宅しますか?帰宅するまで
の間どうやって食料と水を確保するのか? 様々な問題や障害を一つ一つ解決して
いかなくてはなりません。


その為にも普段自分が巨大地震に遭遇するとしたシュミレーションでイメージトレ
ーニングする事は、生き残る為の第一歩と考えられます。とっても大切な事で、役
に立つと思います。

阪神大震災・東日本大震災の教訓は、被災地内では組織的な救援活動が出来ないと
言う事です。消防署も警察署も役所も病院も全ての機能を失ってしまうという事で
す。外からの救援に頼る事になります。という事は、救援活動が機能するまでには
相当時間がかかるということです。


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