写真①:ワイキキビーチ(少し曇り空でしたが常夏の島です)
写真②:アラモアナショッピングセンターのフラダンスショー(楽しいよ!)
写真③:はるか向こうまで見渡せないマイアミビーチの砂浜と海。スケールが違う!
写真④:マイアミ市のリトルハバナ。通り1本で思ってたより小さいが、元気なお店が並んでいた
2023年3月、米国のビーチリゾートとして人気の太平洋にあるハワイ州の「ワイキキビーチ」と大西洋に面したフロリダ州の「マイアミビーチ」を続けて訪問してきました。日本人には渡航時間的にも旅行代金的にも知名度的にも圧倒的にワイキキが人気ですが、どちらも常夏の気候と美しい砂浜、青い海、海岸沿いに立ち並ぶ高級ホテル群等が魅力ですが、2つの特徴的な違いを体感したのでブログでお伝えします。一言で言えば、必要なモノとコトがコンパクトに整えられたワイキキと、ゆったり休暇をアクティブに楽しみたい余裕のマイアミです。
違いの要因は地理的・歴史的なものです。ビーチの長さはワイキキが約3㎞、マイアミは長く・広い約16㎞です。どちらも様々なマリンアクティビティや買い物、グルメ、エンタメ施設等が楽しめますが、仕事や官庁のオフィスビル等がある市の中心街に近いのがワイキキです。ちなみに米国で人口密度が一番高く密集している市はホノルルです。これに対して、マイアミは南北に細長い島で、マイアミビーチとマイアミ市とは5つの橋でつながっている別の市です。
観光客を迎える地元の人々は、ホノルルはアジア系が約5割の多数派で最多の日本人やフィリピン、中国、韓国等からの移民の子孫が中心です。少数派が白人やハワイ先住民系等です。これに対して、マイアミ市は7割強が白人です。白人と言っても、いわゆるキューバ難民も含めHispanicやLatinoと呼ばれるスペイン語系の人種が多数派で、アフリカ系黒人も約2割います。街歩きをしてみると、人々の容貌・服装や飲食店の看板や料理ジャンルの違いを体感します。必然的に観光客もワイキキでは日本人はもとよりアジア系が多く、マイアミは白人系が多いのを目にします。
ワイキキが観光に必要なモノとコトをコンパクトに整えられた背景には、リゾート開発により砂を他から運んでビーチを人工的作ったからです。1週間の休みで海外旅行をするなら親近感のあるハワイというのが定番の一つでしょうが、少し長めでゆったりしたいならマイアミをおススメします。移動にレンタカーやバスの利用が必要ですが、いろいろな意味でアメリカの持つスケールの違いというか、ビーチのみならず隣接する富裕層の別荘エリアや高層ビルが立ち並ぶ都市の奥深い多様性や先進性、周辺の自然の雄大さの魅力も体感できます。以上