2024年9月に中央アジアのウズベキスタンを初めて訪問しました。面積は日本の約1.2倍で、人口は約3,570万人の共和国です。19世紀から強大なロシア帝国、続くソ連の支配下にありましたが、ソ連の崩壊とともに1991年独立を果たしています。
今回は、高速特急列車アフラシアブ号(Afrosiyob)を利用しました。政治・経済・文化の中心地で近代的な開発が進む人口約250万人の首都タシケントを出発し、シルクロードの要所として栄え、イスラム文化遺産が観光名所になっている人口約55万人の都市サマルカンド間を往復しました。
その昔遊牧民が家畜を連れて移動生活をしていた広大な草原の大地を、スペイン製の特急列車は最高速度約200キロで走り抜けます。タシケントーサマルカンド間は約344㎞の距離(東海道新幹線ならほぼ東京ー豊橋間)ですが、約2時間強の快適な鉄道旅でした。途中の駅をノンストップで通過しますが、それぞれの駅周辺には庭付きの平屋の戸建て住居が続き(村や町のような感じです)、その周りは小麦やとうもろこし、野菜、果物等の農業用地、牛・馬等が放牧されている牧草地が見られ、工場的な施設やマンション的な建物もありました。時折クロスしたり、並走したりする道路や河川もあります。ただ駅と駅の間は未開拓な草原地帯や小高い丘が広がり、これからまだまだ開発される可能性を感じさせる新興国です。
以下に、夏の青空の下で、車窓から見えたウズベキスタンの光景をご紹介します。写真は順不同で、上手ではないので雰囲気でご覧ください。
◆車内と車内サービス
特急列車の車内ビジネスクラスの写真です。揺れも少なく、空調がきいていて快適です。前面モニターにリアルタイムの速度表示が出ます。スナックや飲み物等の車内販売もありますが、無料でパンとお茶が配られました。
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