おうえんの森スタッフブログ

故郷グルメガイドを企画運営する「おうえんの森」のスタッフブログです。
海外・国内旅行とグルメ等がテーマです。

小さい秋見つけた!秋の味覚サンマ

2024年09月28日 | グルメ

2024年9月27日に、秋の風物詩の一つとなっている大戸屋の「生サンマの炭火焼定食」が販売開始となりました。早速美味しくいただきました。
昨今、日本のサンマ水揚量は温暖化のせいで(?)激減していますが(下表参照)、写真のようにそのサイズは小さく、細くなっていました(写真①↓参照)。秋刀魚(さんま)は秋の季語ですが、まさに「小さい秋見つけた!」(笑)ということです。そのせいなのかと察しますが、販売は2尾セット(税込1,380円)のみです。限定数販売ですので、売り切れ前にご賞味を。

写真①2024年。

写真②2023年。

ちなみに前年は10月14日販売開始でした。少し大きめ・太目でしたので1尾と2尾が選べました(写真②↑参照)。さらに3年前のサンマはもっと大きめ・太目でした(写真③↓参照)。

写真③2021年。

◆サンマの水揚量推移(全国さんま棒受網漁業協同組合調査)

2014年: 224,755トン
2015年: 112,264トン
2016年: 109,590トン
2017年: 77,169トン
2018年: 119,930トン
2019年: 40,517トン
2020年: 29,566トン
2021年: 18,291トン
2022年: 17,910トン
2023年: 24,433トン

※サンマの水揚量が過去最大だったのは2008年の343,225トンです!

以上

 

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ウズベキスタン高速鉄道の車窓から

2024年09月13日 | 旅行

 2024年9月に中央アジアのウズベキスタンを初めて訪問しました。面積は日本の約1.2倍で、人口は約3,570万人の共和国です。19世紀から強大なロシア帝国、続くソ連の支配下にありましたが、ソ連の崩壊とともに1991年独立を果たしています。

 今回は、高速特急列車アフラシアブ号(Afrosiyob)を利用しました。政治・経済・文化の中心地で近代的な開発が進む人口約250万人の首都タシケントを出発し、シルクロードの要所として栄え、イスラム文化遺産が観光名所になっている人口約55万人の都市サマルカンド間を往復しました。

 その昔遊牧民が家畜を連れて移動生活をしていた広大な草原の大地を、スペイン製の特急列車は最高速度約200キロで走り抜けます。タシケントーサマルカンド間は約344㎞の距離(東海道新幹線ならほぼ東京ー豊橋間)ですが、約2時間強の快適な鉄道旅でした。途中の駅をノンストップで通過しますが、それぞれの駅周辺には庭付きの平屋の戸建て住居が続き(村や町のような感じです)、その周りは小麦やとうもろこし、野菜、果物等の農業用地、牛・馬等が放牧されている牧草地が見られ、工場的な施設やマンション的な建物もありました。時折クロスしたり、並走したりする道路や河川もあります。ただ駅と駅の間は未開拓な草原地帯や小高い丘が広がり、これからまだまだ開発される可能性を感じさせる新興国です。

 以下に、夏の青空の下で、車窓から見えたウズベキスタンの光景をご紹介します。写真は順不同で、上手ではないので雰囲気でご覧ください。

◆車内と車内サービス

 特急列車の車内ビジネスクラスの写真です。揺れも少なく、空調がきいていて快適です。前面モニターにリアルタイムの速度表示が出ます。スナックや飲み物等の車内販売もありますが、無料でパンとお茶が配られました。

以上

 

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カザフスタンで実感した生活の豊かさとは・・・

2024年09月11日 | 旅行

(写真①合気道)

 2024年8月~9月に、日本の武道に関心が高い中央アジアのカザフスタン共和国のアルマトイ市(Almaty, Kazakhstan)で、「合気道及び居合道カザフスタン交流セミナー」(写真①↑)が実施されました。筆者は日本人コーチらに同行して初めて訪問しました。1週間の滞在期間中に現地の方々の案内で市内観光をする機会にも恵まれました。その体験で、改めて「豊かさとは何か!?」を考えさせられました。

 カザフスタンは、面積では日本の約7倍で世界9位の国ですが、人口は約1,960万人で日本の約15.7%です。少子高齢化の日本とは異なり、若い活力ある国で、子供人口(0歳~14歳)が約25%、高齢者(65歳以上)は約7%に過ぎません。

 アルマトイ市は北緯43度に位置し札幌市と同緯度ですが、標高851mの高原にあります。都心部から車で30分ほど走ると、青空の下、かつて遊牧民が馬で走り回っていた草原や農業用地となります。朝日や夕日が地平線から上り消える景色は日本では想像しにくいでしょう(写真②↓)。

(写真②草原)

 草原とは反対に山方向に走ると、氷河のある標高3000m級の山々となります。写真③↓は標高3,200mにある展望台ですが、ここまで観光客は3つのケーブルカーを乗り継いで登れますので、夏は半袖でも大丈夫です。冬季はスキー場になります。

(写真③展望台)

 19世紀中頃から強大なロシア帝国、続くソ連の支配下に入り、1991年のソ連崩壊に伴い独立しました。そのため、国民はカザフ系(69.6%)とロシア系(17.9%)が多数で、宗教もイスラム教(70.2%)とロシア正教(26.3%)が圧倒的です。国語はカザフ語ですが、学校でロシア語と英語を学ぶそうです。近年は中国やEU、米国、日本とも良好な関係にあり、公共施設や観光スポット等の案内はカザフ語・ロシア語・英語で表記されています。

 広大な国土のカザフスタンは石油・天然ガス・鉱物資源に恵まれ、電力も十分にあり、天候もよく農業や牧畜業が盛んで、エネルギーと食料を自給でき輸出もしています。

 ホテルの朝食やレストランでの会食、市場(写真④↓市場の果物屋)やスーパーの店頭でも、新鮮な野菜や果物、牛・豚・鳥・羊・馬等の肉類や乳製品の種類や量の豊富さ(内陸国なので魚は限られていますが)と、そして価格の安さに驚きます。イスラム教の国ですが、中東ように厳格ではなく、多種多彩な衣類(普段着)やアルコール類(写真⑤↓スーパーのビール売り場)も普通に販売されています。街路樹や公園(写真⑥↓市内の入場料無料の遊園地。乗り物は有料)が多く、緑豊かな市内は治安が良く、浮浪者も見当たらず、ゴミも落ちていません。冬でも雪はあまり積もらず、年間を通じて天候も安定しています。整備された道路には、最近のモデルの日本車や欧州車が走り回っています。アルマトイ市の家庭の自動車所有率は相当高いと察します。なおカザフスタンのスマホ普及率は97%です。

(写真④果物屋)

(写真⑤ビール)

(写真⑥遊園地)

 日本とカザフスタンの一人当たりGDPを比べると、最近日本は低下傾向にあるとはいえ約508万円で世界38位に対して、新興国のカザフスタンは約198万円で世界87位です。金額では日本は約2.6倍も豊かなのに、私がアルマトイ市で感じた日本と同じ程度の生活の“豊かさ”とは何なのだろうか。給与が安くても物価が安ければ、物質的には同じ程度の“豊かさ”じゃないのかな?!

 経済大国と自称する日本はGDPの数字に注目し過ぎです。今回のカザフスタン訪問で、統計的な数字だけで安易に人々の生活の実態を想像してはいけないと改めて思います。以上

コメント (1)
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