・写真①↑:夜にライトアップされるパルテノン神殿。
現在人口約65万人のアテネは、EUとNATOに加盟している人口約1,100万人のギリシャ共和国の首都です。紀元前の古代から芸術、学問、哲学の中心として西洋文明や民主主義、そしてオリンピックの発祥の地としても知られています。ギリシャは国民の9割がギリシャ正教徒です。
筆者は2024年2月にアテネを訪問し、政治的中心地のシンタグマ広場近くに宿泊しました。ホテルのレストランがある10階最上階から、アテネのシンボルであるパルテノン神殿が見えます。ギリシャ神話の女神アテーナーを祀る神殿として紀元前5世紀に建設され、古代ギリシャの栄光と繁栄から現在に至る破壊と再建・修復の歴史を伝えるパルテノン神殿です。現在も大規模な修復が続いています。
・写真②↑:宿泊ホテルから食事をしながら、贅沢にもパルテノン神殿が見えます。
・写真③④↑:近くで見ると壮大な神殿。大規模な修復が進んでいます。
その神殿が建つアクロポリスの丘からアテネの大都市圏(人口約300万人)や周囲の山々、エーゲ海に続く湾岸エリアを一望できます。
・写真⑤↑:アクロポリスの丘から内陸方向を臨む。
・写真⑥↑:アクロポリスの丘から海が見えます。
今回はパルテノン神殿と新アクロポリス博物館とその周辺の新旧市街地を中心に街歩きしました。さすが西洋文明の聖地だけに、欧州各国はもちろん世界中からの観光客と出会います。このブログでは、観光スポットの紹介というよりは、個人的に印象に残ったこといくつかをお伝えします。
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◆写真⑦↓:神殿や彫像等は白のイメージですが、実は、当時カラフルに装飾されていました。
◆写真⑧⑨↓:女性の彫像は服を着ていますが、男性像はほとんどが裸です(館内の彫像は撮影禁止のものが多い)。ギリシャ神話の神々に由来し、また兵役のあった男性は肉体的な美しさや優秀性が賞賛されていた。
◆写真⑩↓:石の遺跡建造物は柱や壁は残っているが屋根がありません。パルテノン神殿も屋根は木で作られていたため長い年月を経て残っていません。写真はパルテノン神殿の屋根のミニチュア模型です。
◆写真⑪⑫↓:市内中心街は様々な店舗が道の両脇に並びます。スタバもマックもありますが、そんな中で目に付いたのが数多いスイーツのお店です。ギリシャ人は甘党の方が多いのでしょうか、それとも観光客向けでしょうか。道沿い1ブロックに1店はある感じです。
◆写真⑬⑭↓:アテネの中心街から車・バスやトラム等で30分も走ると、湾岸沿いに開発が進む高級リゾートエリアが広がります。海水浴場もありました。
最後に、総合評価としてアテネは温暖で観光には素晴らしい聖地です。ぜひ機会を作って訪れてみてください。おススメします。
以上