麻生太郎副総裁は台湾訪問中の8月8日、「台湾有事」には「戦う覚悟」をと述べられた。これが現政府の「台湾有事」に対する基本姿勢であるようだ。平凡な一市民には、麻生氏の発言は憲法違反に見えるのです。現憲法は謳う、「日本国民」は「国権の発動 たる戦争と、武力による威嚇 又は武力の行使は、国際紛争 を解決する手段としては、永 久にこれを放棄する。」この憲法は、日本人だけでも、死者「310万人(軍人・軍属が230万人、民間人が80万人)」(推算)を出し、国土は焦土、原爆2発で、日本は壊滅した。その犠牲の上に立って現憲法がある。「戦争はもう御免だ」が、あの時の日本人の総意だった。日本の副総裁が先の発言をされるようでは、日本の平和はどうなるのか。ウクライナの悲惨な現状は、私の子ども時代の風景です。