そんな言い方しなくても…
という言い方をされた先輩職員さんに同情。
お相手には悪気はなく、クレームどころか先輩職員さんを大絶賛だったんだけれど、
その表現はないでしょう…っていう…
「先輩職員さんの株は上がったけれど(嫌味電波ビシバシ)」
ひどい目にあったらしい。お気の毒でした。
私が勤務する習い事教室の指導員たちは、会社の指導要綱をきちんと研修を受けます。
なので、どの指導員に習うことになっても、生徒は同じ内容、差異が出ないようになっています。
習うほうにも、教えるほうにもメリット。
これで上達しないわけではないのですが、
さらにその上を目指そうと思えば、それなりの技術を習得していく子もいます。
才能…はあまり必要ないと思う、私の関わる習い事。
上達するのに技術が必要にもならないとは思うけど、
「誰よりも一番上」を目指すのなら、技術は多少必要になる、と思う。
その技術で抜きん出る、というか。
これを、先輩職員さんは伸び悩んでいる生徒さんへ指導していた。
正攻法で上達している生徒さんにはしてないかな。
別に新たな技術を手に入れずとも、上も目指せるしね。
普段は別な指導員さんのところで習っている子が、
別な会場の教室へ振替授業に来ることになり、それが数回あったのかな。
この時に、伸び悩みがどうのというよりも、
普段の指導員さんが「指導」をしていないんじゃないか…と疑うような、
指導要綱すらも順守していないのではなかと見受けられる点が多々。
これに驚いて、先輩職員さんは諸々と指導してしまったらしい。
そしてまた優秀な生徒さんで、打てば即応みたいな子だったため、
あれもこれもと教えてしまったらしい。
これは後に「余計なことをしてしまったかもしれない」と後悔していた。
「普段教えている先生の機嫌を損ねなければいいんだけれど」
授業に付き添っていた保護者さんが先輩職員さんを大絶賛し、
事務所へ電話をくださいました。
「うちの子が通える範囲の教室に、先輩職員さんのように教えられる先生はいないんですか?」
今までの先生に習っていても…先輩職員さんみたいに指導してもらいたい!
=他職員は役立たず!
そんな風に評価されたも同じだ、と事務所は苦々しく。
わからんでもないのだけど、保護者さんもそんな言い方しなくても…(苦笑)
先輩職員さんがこの生徒さんへ数回指導したのは、
先輩職員さんの出張先(人手不足で応援に入っていた。今は解消されたのでこちらには行っていない)
普段の先輩職員さんは、この生徒さんの指定する範囲地区からだと、車で2時間コースかなあ。
通学するのはちょっと現実的じゃない話になってしまう。
この「技術面」の指導に関しては、指導員の能力差になると思う。
先輩職員さんが指導した内容を教えられる指導員がどのくらいいるかということもだけれど、
前提として、その「技術を知らない(未経験)」指導員もいる。
だから、どの生徒にも平等に指導できる、という観点からは外れてしまうんだよね。
事務所が難色を示すのは、仕方のないことなんだけども。
一生懸命に仕事をして、けれど事務所からはこんな評価じゃあ…
さすがに、先輩職員さんに同情しました。
ついでだから、愚痴も。
私、この技術を、「指導してほしい」と言われている。
技術自体は大したことないんです。
私自身がこの習い事を子供の時にやっていて、
私の指導をしてくれた教室の先生が、この方法で指導していたから。
特殊技術ではないんですよね。
けれど、まあ、正攻法よりも答えを出すのが格段に速い、と思います。
例えるなら、3回手順を踏まなければ答えにたどり着けない方法が正攻法なんだけれど、
私が習ったのは、2回の手順で答えにたどり着ける。1回の手順を省略する方法なのね。
手順が1回少ないんだから、そりゃ、速いよねってだけなんだけど(笑)
その省略をするためにはルールがあって、それを覚えて~ってことになる。
覚えちゃえばなんということはないんだけれど。
覚えるには、教えてもらわなきゃいけないわけよね。
どんなことでも、自分でできること=教えられる ではない!のだ。
小説読めたって、国語も日本語も教えられるか?って言ったら違うじゃん?!(笑)
出る杭は打たれる。 余計なことはしないでおこう、を信条にしているみいちゃんです。
でも本音は「バレなきゃ(指導しても)よくない?」って思ってるのが現在です
昔、予備校で教えてた弟が言ってたわ。
出る杭は打たれる…って。
私が、病院で働いていた時も、訪問看護師さんの間で、同じようなことがあったのよ。
余計なことはするな…って。
いつもいつも、同じ看護師さんが行くとは限らないから、教えられた通りやらないと、
「前の人はこうだった…。 あっちの人が好い」
になってしまうって。
良かれと思ってしたことが、良かれではなくなるのね~。
ロボットではないから、人間なんだから…。
私には、とても、務まりません。
そんな風に思うのよね。
出ている杭を打つのではなく、そこに合わせて杭を引き上げちゃえばいいのに(笑)
私の勤務先限定の事情だと、
たぶん、私の先輩職員よりも、事務所の方々のほうがスキルがないと思います。
自分たちが指示・指導できないことは、見ず・触れずで出た杭に引っ込んでもらうしかないんだろうなあと。
医療機関という現場だと、特に、だとは思うんですが
弱っているときは甘えも強くなると思うんですよ。
そこが煮詰まっていくと「患者だからエライってのか?!」
という職員さんたちの爆発につながる気がするんですよねー(笑)
良かれと思って「やっていただいた」と思えれば世の中平和なんでしょうけど、
そんなに出来た生き方も貫けないもんですよね。人間って儚い