
この記事はアップ満一歳を読んでから読んでくださいね




どろどろと深い眠りに吸い込まれていた私・・・
コーヒーの香りに誘われ目覚めると何故か,
顔がパタパタと右から左へ移動いているのです。
事態を把握できずにおろおろしていますと、
白髪の老女が私を見つめているではないですか。
「あれ~何よー、私雑誌になっているの・・・ワオー」
寝ぼけていた私の頭脳は一気にライトオン状態になってしまいました。
もしかして昨夜寝床で読んでいた『〷』の雑誌になってしまったの?
どうしましょう・・・
考える暇もなく、又顔が右から左へ動かされる。
「ちょっとー!!めまいがするのでゆっくりめくってくださいなー」
そんな声も老女には届くはずもなく、容赦なく顔を動かされる。
ところで、めくっている老女は誰?
かなり高齢で、90歳位かなーセンスのいい眼鏡をかけて、
着ている服もセンス抜群だし・・・
そんなことを思い巡らせていると、私の顔がとまりました。
「あれ?私が雑誌の記事になっているー」
『〷』の雑誌は熟年向けの雑誌で私はこの雑誌に、
掲載されている方の人生に触れることが出来るので、
よく購読していました。
自分にない人生に触れることで、私の生き方の師になっていました。
私もいつかこの雑誌に掲載されるような人になりたいと、
思いつつ生活していました。
どうやらその願いがかなったみたいです。
雑誌に掲載された事が、嬉しくて震えていると、
急にパタンとテーブルに顔を押し付けられてしまいました。
「痛いのですけどーもっとやさしくしてくださいよ。
そんなに若くないのだから!!」とぶつぶつ・・・
窓から入るここちよい風で、私の顔は右から左へ動かされる。
白髪の老女はどこに行ったのでしょうか、私はどうなるのでしょうか?
半泣き状態のまま、顔はパラパラと動かされている。
雑誌のタイトルが太字で、『90歳で現役美容師☆オズ』と書かれていた。
写真が掲載されていて、それは先ほどの老女でした。
生き生きとした姿に朝日が差し込み、人生に光を添えているようでした。
「いらっしゃいませー」
接客をしながら、あの老女は私であった事を思いにやにやしていると、
「オズさん何ニヤニヤしているの?」
とお客様に言われ、現実に戻されてしまいました。

最後まで読んでくださりありがとうございます

これからも訪問コメントを、お待ちしています。
