外観こそ蕎麦屋だが、ガラガラ引き戸を開けると そこは昭和の大衆食堂。
以前から気になっていた清見そば本店に初めて行ってきた。
お目当てはお客の大半が注文するという ラーメン 450円。
座ったテーブル横の壁には「くさデカ」のロケに来た時の山口智充のサインが貼られている。
５分ほどしてラーメンが運ばれてきた。
いいねえ。余分なものが一切入っていない。
一口、麺をすする。
残念、茹で過ぎ。
チャーシューをひと口。
あら、堅くてパサパサ。
でも許せます。
スープの香りと表面の脂の浮き具合が素晴らしい。
レトロ感覚たっぷりで 子供の頃に食べた出前のラーメンの味に良く似ている。
後から２組のお客がやってきた。
注文はやっぱりラーメン。
会計を済ませたお客さんは地元の人ではないようで、
おばちゃんが「遠方からわざわざ来て頂いて・・・」なんて言ってる。
店内を見渡して気がついたのはお客の年齢層が高いこと。
４３の私が一番若いようだ。
きっと この店の味に共感できるのは４０才以上の人だろう。
今の人が食べても どこが美味いのか さっぱりわかるまい。
そんな訳で、個人的には「Ｒ４０指定」にしたい一杯です。