昨日28日は、横浜赤レンガ倉庫内のホールで上演された、宮沢章夫・作・演出による、『モーターサイクル・ドン・キホーテ』を観に行った。
終演後には、宮沢さん自ら話をされるアフタートークも、今回は含まれていた。宮沢さん脚本の演劇を観に行くのはこれで何回目だろう。私は特に演劇に興味があるわけではないけれど、宮沢さんの表現するものには昔からすごく惹かれるものがあって、何度も足を運んでしまうし、宮沢さんがほぼ毎日マメに更新している日記も読み続けてしまっている。芝居が好きというより、宮沢さんの表現芸術というか、感覚がとにかく好きみたいだ。
宮沢さんは、すでに演劇業界ではどんどん大きな存在になっているけれど、偉そうにしていないところがいいなぁ。自分は大人でいることに違和感を覚える、というようなことがちょっと前の日記に書かれてあったけれど、そういう部分も共感できるなー。偉くなってきたら、先生と呼ばれ、態度がデカくなる人は嫌いだー!あ。でも、宮沢さんは今、早稲田大学で客員教授を務めているから、学内では先生と呼ばれているか。でも、それはそれ。
宮沢さんの芝居に出てくる人は、冷静に考えると、どうかしている人が多いけれど、そのどうかしているぶりが微妙にゆるくて、どうかしているんだかしてないんだかわからない、不思議な感覚にさせられる。だからこそおかしい! ただ、おかしい!といっても、それは誰もがワハハと笑えるような笑いではないので、分からない人にはまったく分からないと思う。いや、でも、今日のは喜劇と思いたいけれど喜劇ではないよな、と思っていたら、アフタートークの時に宮沢さんは、これも一応喜劇ですから、と言っていたのは嬉しかった。私が求めている笑いのようななにかは、宮沢さんに意識を向けるといつも与えてもらえるような気がする。
終わってから、横浜に住んでいる友達と合流できたので、食事してから帰る。電車の中では、謎の古代エネルギー クリスタルパワーの本を読む。クリスタルパワーはもっともっと活用できるぞ、と思った。