みなさんは、運命と宿命の違いはご存じでしょうか?
宿命は、人種、生まれてきた時代、○○家の長女など、その人にとって変えようのない事実です。
そのような宿命を土台に、運命というのはその人の人生を彩り、個性を与えていくものです。
わかりやすいたとえで言えば、携帯電話があります。
携帯電話は買ったままの状態で使おうと思えば使えるし、それでは不便だし見た目もカッコよくないし面白味もないし、と思えば、自分の好みにカスタマイズしていくことができますね。
人間で言えば、そのカスタマイズできる部分が運命です。
ケーキで考えれば、土台のスポンジ部分が宿命で、デコレーション部分が運命。
ですから、運命は自分の意思で手を加えて変化させることができる部分であり、絶対的なものではないわけですね。
ただし、「運命」という言葉についての解説を調べてみると、
人の意志に関わらず、身に巡ってくる吉凶禍福。めぐり合わせ。
転じて単に、将来。
という説明もされています。
運命というものは、すべての人が自分の思い通りに変えられるのか?
と言われれば、それは難しいでしょうね~。。
運命というのは、やはりめぐり合わせが重要なカギとなります。
自分を取り巻く人との縁、環境との縁、物との縁、そういったものは、その人の日頃の行いや心の持ち方の積み重ねによって、それに見合ったものが引き寄せられてくるものだと思われます。
とても恵まれた人生を送っているように見える人でも、自分の運命を嘆く人もいれば、その逆もあります。
運命というと壮大で、とても太刀打ちできないもの、逆らえないものとして捉えがちですが、風とか波のようなしなやかなものとして捉えていた方が、扱いやすい気がします。
そのしなやかな運命が、自分にとって良いものを運んできてくれるように、良い流れを作ってくれるように、日々自己成長を意識して生きるという考えが、私には合っているし、それでうまくいっている気がします。