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趣味の楽器、旅など徒然に語っています。

フラッシュライト検証記49

2023-05-02 19:19:31 | フラッシュライト
当時物の電傘、ソケット、ヒートンと布巻き線です。
フラッシュライトの定位置は、このヒートンを用いて、後部のフックを引き出し鴨居にかけてありました。電池は、使い終わると長時間使わない場合、抜いて、液漏れと放電防止をしていました。
私が点け方をマスターすると、一日中肌身離さずになり、鴨居にかけないようになりました。電池、豆球の点検任されました。











フラッシュライト検証記47

2023-05-02 12:31:30 | フラッシュライト
自撮り出来る、動画が切り取れる便利な世の中になりました。そして、我が2歳の誕生日プレゼントの懐中電灯が、半世紀線以上経た今、ほぼ当時のままで保存され、入手出来た。毎日、有り難く触れて、使って、潤いになっています。

さて、凸レンズ真ん中にさらに凸面がついた牛乳瓶の底のようなレンズはどのくらいの距離が照らせたのか思い出は尽きません。
死語になりつつありますが…当時のカタログによれば、探見型というタイプです。適合範囲は手元足元の近距離です。広範囲は電力電灯、狭範囲は電池電灯と棲み分けされていたようです。それで、話題に出た布巻き線とは、こちらです。また、続きは帰宅後。









フラッシュライト検証記46

2023-05-02 05:54:51 | フラッシュライト
再び、指使いの話になります。素材から機能までとても蘊蓄のあるフラッシュボタン、指先をどう使っているか、さらに深く話します。
先ず、スライドスイッチの誤作動防止の為、親指をフラッシュボタンにかけロックします。ボタンのライト側が凹むように押し、前傾姿勢になったら、カチッと音がするまで押し込み、指を離します。電池点検、ランプ点検を終えた後、再び親指をフラッシュボタンにかけ、ボタンの表面真ん中を押し、ライト側の縁が上がったのを確かめます。カチッと音がして、ボタンの前傾姿勢がやや緩くなれば、ロックが解除されています。
次に、親指第2関節をスライドスイッチの真上に置き、親指の先端をフラッシュボタンの真上に置きます。親指の第2関節の中心を上に動かしながら、ゆっくり指先でボタンを押下します。カチッとスライドの止まる音がしたら、親指の先端でボタンをギューッと押し込みます。点灯しているうちに、親指と人差し指の股が痛んだら、常時点灯に切り替えます。この時のコツは次号です。



フラッシュライト検証記45

2023-05-02 03:18:25 | フラッシュライト
なぜ、胴体が滑りにくいか?コルゲートという、このギザギザに秘訣があります。

握った際に、掌に鋼材表面が食い込むのです。スライドスイッチとボタンを扱う際に、指先を動かすから、握る力が弱まるわけです。だから、掌に負担がかからないようにするのです。
スライドスイッチの上のギザギザも指先への負担軽減と滑り防止です。
フラッシュボタンの材質ですが、プラスチックではなく、カゼインという牛乳由来の素材です。新品に触れた子ども時代は、乳臭いと母に語った記憶があります。衣類用のボタンはプラスチックではなく、牛乳から生成されるカゼイン、牛乳を温めた際被膜が張るあのタンパク質を固めたものです。高級な素材です。だから、押したり触ったりした際、ソフトな感触がするのです。絶縁を兼ねたレンズ周りのシェードも元々はカゼイン仕様だったと思われます。熱で青みが脱色しましたから、強化プラスチックの別物と交換しました。
こうして、昭和30年代の我が誕生日プレゼントだった思い出のフラッシュライトは修復されました。