三目釣り

二週間ぶりの秋川釣行。

朝一で目星を付けていた支流には、すでに先行者の車があり、出鼻をくじかれた。
気持ちを切り替え、今まで入ったことのなかった区間に入渓した。

今週の雨で一気に新緑が進んだ。
若芽が萌える渓流は、１年の中で最も美しい風景だと思う。
花粉症が終わった今、思い切り深呼吸して、山と川の香りを楽しもう。

まとまった雨のおかげで、水量も若干増え、川底も洗われたようだ。
茶色の小石や砂が流され、灰白色に戻った。
その色から水も冷たく清らかに感じる。
水温は10.8度、いい感じ。

今日は新品のストゥープMR50mmヤマメカラーをおろした。
キビキビ泳いでくれて頼もしい。

そのアクションに誘われ、３投目にしてヒット。

瀬尻でヒットした。放流モノっぽいけど…。

出だしはよかったが、そこから先が続かない。
先行者の足跡が砂地にバッチリ付いている。
もし昨日のものだったら、あの雨で消されるか、ぼやけているはず。
こんなにくっきりついているのは、おそらく今朝のものだ。
どうしようかな～？と考えつつ、退渓点をさがしながら釣り上がる。

１時間半遡行して、ようやく２尾目。

ちょっと渋すぎる。
場所を変えることにした。

といっても、あまり時間がない。（子ども達と水族館に行く約束をしているのでね）
結局、帰り道にダメもとで本流を攻めてみることにした。

河原に下りたら、見慣れた帽子とウインドブレイカーの集団が…。

漁協の方々によるカワウ対策の途中。
先週アユを放流したらしく、カワウの被害を避けるために、紐を張り巡らせているのだ。

漁協の方々としばし情報交換。
papachan：「朝一で南に入ったけど、渋いですね。イワナが釣りたかったけど。」
漁協Aさん：「○○沢には、７０ｃｍクラスのイワナがいるらしいんだよ。」
papachan：「え～!?　あんな所に？」
漁協Bさん：「俺たちは放流してないから、ありゃ天然物だね。」

43cmで浮かれている場合ではなかった。
秋川ってとんでもない所だ。

漁協の作業を邪魔しないように、少し離れて釣り再開。
すると、一発でヒット！　結構いい引きをしてくれる。
バレないように慎重に浅瀬に寄せて…ありゃりゃ？

ナント、本流でイワナが釣れちゃった。

近くで作業をしていた漁協の方に小走りで見せに行く。
papachan：「今、そこで釣れちゃいました。本流にもいるんですね。」
漁協Cさん：「へ～、結構いい型だね～。この前の放流に混ざってたかな？」
papachan：「え？　イワナは放流していないんじゃなかったんですか？」
漁協Cさん：「この前の放流の時、２～３匹混ざっていた気がする。」

なんなんだ、それは。ゆるい話だな～。


最後に、今日という日を象徴するようなこいつが釣れた。

早瀬の中でヒットしたので、釣り味としては一番面白かった。


めでたく三目釣り達成で本日終了～！（笑）