ＧＷの支流探訪は一勝一敗

３～６日の４連休は、いつものごとくオヤジの小屋に転がり込む。
そこをベースに釣り歩くのが至福の時間。

なじみの沢に行けば、よもやボウズはないだろう。
しかし、それでは刺激も少ない。
渓流釣りは、未知との出会いにドキドキするが醍醐味。
今回は新たなパラダイスを求め支流開拓に出かけた。


一本目の支流は、全く初めてというわけではない。
途中にある堰堤までは何度も行ったことがある。
そこが魚止めだろうと判断して、その先に進んだことがなかっただけだ。

ひょっとして、堰堤の先は天然イワナのパラダイスか？

ま、世の中そんなに甘くなかった。
果たして堰堤の先は、渓相も荒れ気味で水量も乏しいザラ瀬。
しかも、１００ｍ進むごとに次々と巨大堰堤が行く手を阻む。
堰堤をいくつ越えてもパラダイスには行き着かなかった。しょぼん。



二本目の支流。
本や雑誌になどでは、とんと聞いたことのない超マイナーな沢。
入渓するのはもちろん初めて。
全体的にナメ床の渓相なので、雰囲気的に釣れそうにない。

だが、ここがパラダイスだったのだ！
ちょっとした深みやえぐれには、いいイワナが着いていた。

ヒットルアーはバフェットＳＤ。（今回もストゥープは封印）
河床の色がそのまま体色になったようなイワナ。
こんなイワナが３匹立て続けに釣れた。

そして、いかにも大物が着いていそうな淵から飛び出てきたのはこいつだ。
じゃじゃーん。

がっちりした体躯の尺イワナ。サイズは32.5cm！


いい顔。


立派な尾びれ。
赤く染まっているのは、昆虫類を補食している証拠だ。


支流開拓は、一勝一敗。

でも、この一勝はスペシャルだ。
未知なる渓で輝きを放つ宝石との出会いは、まさに麻薬。
これだから渓流はやめられない。