雨上がりの源流釣行

今日は、あなさんとのコラボ釣行。
同い年のおっさんコンビだ。
未明に集合した時には、結構な雨が降っていた。
あなさんとの釣行は、かなりの確率で雨が降る。
これまで半分くらいは雨なんじゃないかな？



幸い目的地に到着したときには、雨はほぼやんだ。
「今日は、雨じゃないし！」
とあなさんは勝ち誇ったように叫んだ。


今回の沢は、あなさんが私のために温存しておいてくれたところだ。
まずは、霧の立ち込める登山道を30分？40分？くらい登っていく。
朝イチの登りはキツイ。
ふくらはぎがジンジンして痛い。
あなさんは、なんであんなに元気なんだ？



ひと汗かいたところで、入渓点に到着した。
霧は一層濃くなっていた。



少し濁り気味だったので、ルアーは明るい色をチョイス。
BLINK45HERAのチャートイエローだ。



お言葉に甘えて先行させてもらった。
足元に気を付けて第一投…と思ったら、背後であなさんが「釣れた―！」だって。
足も速ければ、釣るのも早い。



今日は大爆釣確定か？と軽い気持ちで臨んだら、意外と苦戦した。
規模の小さな沢なので、ルアーを食わせるタイミングをつくるのが難しい。
イワナは出てくるが、食わせきれないのだ。
30分以上かけて、ようやくファーストフィッシュとご対面。


綺麗なイワナだ。
あなさんからの事前情報で、ここはヤマトイワナがいると聞いていた。
このイワナは、白点がやや残っているが、上流へ行けばさらにヤマトの血筋が濃くなっていくという。


この沢は、沢登りで有名なところなので、ヘルメットを着用し、ザックには8mmロープを忍ばせてきたが、大きな滝はほぼ高巻きで回避できた。
あなさんは、軽快なアロハシャツで私とのギャップがすごい。



あなさんの言ったとおり、遡行するにつれてヤマトに近い個体が増えてきた。
尾びれ近くに少し白点が混じるものの、ほぼヤマトといってもいいのではないか。



そして、本日最大の26㎝は、限りなくヤマトイワナに近かった。
多少白点らしきものうっすらと２つ３つほどあるが、よくみると薄い朱点だった。
猛然とルアーを襲い、ベリーのフックをがっちり咥えている。
これでもう大満足だ。



完璧なヤマトを釣り上げたのは、あなさんだった。
美白で筋肉質。
白点は無い。



落差が大きい遡行は、年齢的に厳しくなってきた。
すでに遡行を開始して4時間近く経過していた。
どちらからともなく、「休憩、休憩～！」
ちょうど濃い霧も晴れて、陽が差し込んできた。




インスタントコーヒーで申し訳ないが、これはこれで美味しい。
あなさんが喜んでくれてよかった。


このあと、さらに大きな滝を巻いたが、その上は細流となり、イワナの姿は見られなくなった。
お互い良いイワナを釣ることができたし、気分よく納竿することができた。。



雨でずるずるに滑る登山道を使っておっかなびっくりで下山した。
最近、あまりよい釣りができていなかったので、今日は大満足だ。
いいところをアテンドしてもらい、感謝感激雨アラレ。（古い）
あなさん、ありがとう。



帰りは、私のリクエストで吉田のうどんを食べに。
お昼だけの営業しているお店なので、いつも早すぎるか遅すぎるかのどちらかで、タイミングを合わせるのが難しい。
今日は、ベストタイミングで暖簾をくぐった。


吉田のうどんならではの腰の強さ。
茹でキャベツと馬肉もよく合う。
夢中で食べてしまった。
は～、ごちそうさまでした。

よい釣りをしたあとの、旨いメシは格別である。