珍しく息子が「山に行きたい」と言いだした。
一緒に登ったのは、彼が小学校6年生のときなので、なんと8年ぶりのことだ。
papachan家・男チーム復活か?
息子の気が変わらないうちに登山靴を買いに行った。(笑)
どこに行きたいのか聞いたら、伊吹山だという。
なかなか渋いところを選ぶなぁ。
これまた気が変わらないうちに宿の予約も済ませた。
伊吹山は滋賀県の最高峰。
我が家からざっと400kmのドライブだ。
息子と運転を交替しながら6時間かけて滋賀県へ。
滋賀県米原市は、蕎麦発祥の地だという。
蕎麦好きとしては、とにかく食べねばならん。
ネットで調べたお店に入る。
二八のもり蕎麦を注文。
甘味のある蕎麦でおいしゅうございました。
ついでに琵琶湖まで足を延ばす。
琵琶湖を見るのは二回目だが、息子は初めて。
「結構感動するなぁ。」などと呟いておった。
明日は伊吹山から琵琶湖を眺めるのを楽しみにしよう。
今夜一晩お世話になるのは、「ロッジ山」さん。
伊吹山二合目にある山小屋風のペンションだ。
ペンション風の山小屋と言ってもいいかもしれない。
宿泊客は、特別に林道のゲートを開けてもらえる。
二合目まで車を乗り入れることができるのだ。
これで登り1時間分のアドバンテージを獲得したことになる。
二階の屋根裏部屋的な作りの部屋に通された。
天井が斜めになっているのを息子がたいそう気に入り、「こんな部屋に住みたい」だって。
ちょっと狭い感じがいいそうだ。
部屋からは琵琶湖も見える。
ロケーション抜群。
ゆっくりと薬草風呂に入ったあとは、お楽しみの夕食だ。
しゃぶしゃぶ、ざる豆腐、琵琶湖産わかさぎの天ぷら、炊き込みご飯に舌鼓を打つ。
しゃぶしゃぶの野菜が新鮮なレタスとクレソンだった。
これがとてもよく合う。
〆のうどんを食べたら動けなくなりそうなくらいお腹一杯になった。
明日の登山に備えて早々に布団に入ったが、一晩中雨が降ったりやんだりしていた。
てんくらで確認すると、一日中登山指数Cの最悪な状況であった。
奇跡を信じて寝る。
果報は寝て待て。
久しぶりの息子の登山を山の神も喜んだのか、朝まで降り続いていた雨は出発30分前にやんで青空が見え始めた。
てんくらは、依然としてCのままなのに、なんという強運か。
山の神様が気分を損ねないうちに登ってしまおう。
ロッジのおかみさんに聞いたら、山頂まではだいたい3時間くらい、2時間30分で登れれば速い方だという。
8時に出発したので、山頂につくのは11時くらいかな。
まずは、樹林帯を登っていく。
すぐに目の前が開けて、伊吹山の全容を見渡せるようになった。
20分で3合目到着。
立派なトイレとあずまやもあり、よい休憩スポットだ。
暑くてジャケットを脱ぎ、メリノウールの長そで1枚になった。
5合目まで来ると、さらに伊吹山が大きく迫ってくる。
堂々とした風格のあるいい山だ。
登山道は、ほぼ正面についている。
伊吹山は高山植物の宝庫と言われている。
看板には、70種類以上の花が咲くと説明書きがあった。
イブキ〇〇という植物が多い。
5合目からは完全に森林限界となり、見晴らしがよくなる。
6合目の避難小屋から傾斜がぐっと増してくるが、周りの景色を楽しみながら登ることができる。
やや風が強めだが、無風で暑いよりずっといい。
振り返れば琵琶湖もよく見える。
天気がよくなって本当にうれしい。
息子は、さすがにペースが速い。
途中で先頭を交替して、私のペースで登ることにした。
ついこの前まで陸上選手だった人間についていくのは、あきらかに無謀というもの。
7合目から9合目までは、つづら折りの急登だ。
息を切らさない程度のペースで高度を上げて行く。
息子は新しい登山靴なので、少し靴ズレを起こしたようだ。
バンドエイドを貼って復活。
再びぐいぐい登っていく。
気がつくと稜線まであとわずか。
ここだけ見ると北アルプスのようだ。
実に気持ちが良い。
9合目で頂上稜線に達する。
ここからは草原の丘をゆるゆると進むだけだ。
売店が見えてくると頂上が近い。
山頂一帯はとても広く、たくさんの売店が軒を連ねている。
なんとなく富士山の頂上っぽい雰囲気である。
売店を越えて少し進むと、一等三角点のある山頂だ。
10時20分、伊吹山山頂(1377m)到着。
休憩含めて2時間20分で登り切った。
息子のハイペースのおかげで予定より大幅に時間短縮できた。
風は強いが、景色は最高だ。
眼下に望む琵琶湖はもちろんのこと、遠くに伊勢湾も見える。
反対側は伊吹山地の山々だ。
売店で息子が山バッジを物色中。
この光景も8年ぶり。
山バッジコレクションも久方ぶりに再開だ。
息子は、山バッジのために登っているようなもんだから。
有名なヤマトタケル像は、売店に囲まれた場所に立っていた。
息子がお賽銭を奮発して100円奉納。
復活の登山となったから、よくお参りしておきなさい。
風も強いし、そんなにお腹もすいていなかったので、ランチは軽くパンとコーヒーで済ませ、下山した。
次々に登ってくる登山者とすれ違う。
さすが、日本百名山。
下山も快調で、あっという間に3合目まで戻ってきた。
金色に輝くススキ野原に秋の深まりを感じた。
ロッジに戻ったら、ご主人が待っていてくれた。
ずいぶん早く戻れたねと褒められた。
登山者の中には、早朝出発して夕方戻ってくる人もいるらしい。
なんでも、「花ばっかり見ているから進まないんだよ。」とのこと。
なるほど。
ご主人に林道のゲートを開けてもらって別れを告げた。
日帰り温泉で汗を流し、伊吹牛乳で乾杯。
この牛乳、味が濃くてかなり美味しい。
久しぶりの登山で昔を思い出したのか、息子は「楽しかったなぁ」を連発していた。
帰りの車の中では、いろいろ山の話をした。
息子が言うには、「富士山、槍ヶ岳、剣岳、雲取山は登っておきたいんだよね。」とのこと。
あらあら、こりゃあ大変だ。
これからpapachan家・男チームの活動が、忙しくなりそうな気配である。
一緒に登ったのは、彼が小学校6年生のときなので、なんと8年ぶりのことだ。
papachan家・男チーム復活か?
息子の気が変わらないうちに登山靴を買いに行った。(笑)
どこに行きたいのか聞いたら、伊吹山だという。
なかなか渋いところを選ぶなぁ。
これまた気が変わらないうちに宿の予約も済ませた。
伊吹山は滋賀県の最高峰。
我が家からざっと400kmのドライブだ。
息子と運転を交替しながら6時間かけて滋賀県へ。
滋賀県米原市は、蕎麦発祥の地だという。
蕎麦好きとしては、とにかく食べねばならん。
ネットで調べたお店に入る。
二八のもり蕎麦を注文。
甘味のある蕎麦でおいしゅうございました。
ついでに琵琶湖まで足を延ばす。
琵琶湖を見るのは二回目だが、息子は初めて。
「結構感動するなぁ。」などと呟いておった。
明日は伊吹山から琵琶湖を眺めるのを楽しみにしよう。
今夜一晩お世話になるのは、「ロッジ山」さん。
伊吹山二合目にある山小屋風のペンションだ。
ペンション風の山小屋と言ってもいいかもしれない。
宿泊客は、特別に林道のゲートを開けてもらえる。
二合目まで車を乗り入れることができるのだ。
これで登り1時間分のアドバンテージを獲得したことになる。
二階の屋根裏部屋的な作りの部屋に通された。
天井が斜めになっているのを息子がたいそう気に入り、「こんな部屋に住みたい」だって。
ちょっと狭い感じがいいそうだ。
部屋からは琵琶湖も見える。
ロケーション抜群。
ゆっくりと薬草風呂に入ったあとは、お楽しみの夕食だ。
しゃぶしゃぶ、ざる豆腐、琵琶湖産わかさぎの天ぷら、炊き込みご飯に舌鼓を打つ。
しゃぶしゃぶの野菜が新鮮なレタスとクレソンだった。
これがとてもよく合う。
〆のうどんを食べたら動けなくなりそうなくらいお腹一杯になった。
明日の登山に備えて早々に布団に入ったが、一晩中雨が降ったりやんだりしていた。
てんくらで確認すると、一日中登山指数Cの最悪な状況であった。
奇跡を信じて寝る。
果報は寝て待て。
久しぶりの息子の登山を山の神も喜んだのか、朝まで降り続いていた雨は出発30分前にやんで青空が見え始めた。
てんくらは、依然としてCのままなのに、なんという強運か。
山の神様が気分を損ねないうちに登ってしまおう。
ロッジのおかみさんに聞いたら、山頂まではだいたい3時間くらい、2時間30分で登れれば速い方だという。
8時に出発したので、山頂につくのは11時くらいかな。
まずは、樹林帯を登っていく。
すぐに目の前が開けて、伊吹山の全容を見渡せるようになった。
20分で3合目到着。
立派なトイレとあずまやもあり、よい休憩スポットだ。
暑くてジャケットを脱ぎ、メリノウールの長そで1枚になった。
5合目まで来ると、さらに伊吹山が大きく迫ってくる。
堂々とした風格のあるいい山だ。
登山道は、ほぼ正面についている。
伊吹山は高山植物の宝庫と言われている。
看板には、70種類以上の花が咲くと説明書きがあった。
イブキ〇〇という植物が多い。
5合目からは完全に森林限界となり、見晴らしがよくなる。
6合目の避難小屋から傾斜がぐっと増してくるが、周りの景色を楽しみながら登ることができる。
やや風が強めだが、無風で暑いよりずっといい。
振り返れば琵琶湖もよく見える。
天気がよくなって本当にうれしい。
息子は、さすがにペースが速い。
途中で先頭を交替して、私のペースで登ることにした。
ついこの前まで陸上選手だった人間についていくのは、あきらかに無謀というもの。
7合目から9合目までは、つづら折りの急登だ。
息を切らさない程度のペースで高度を上げて行く。
息子は新しい登山靴なので、少し靴ズレを起こしたようだ。
バンドエイドを貼って復活。
再びぐいぐい登っていく。
気がつくと稜線まであとわずか。
ここだけ見ると北アルプスのようだ。
実に気持ちが良い。
9合目で頂上稜線に達する。
ここからは草原の丘をゆるゆると進むだけだ。
売店が見えてくると頂上が近い。
山頂一帯はとても広く、たくさんの売店が軒を連ねている。
なんとなく富士山の頂上っぽい雰囲気である。
売店を越えて少し進むと、一等三角点のある山頂だ。
10時20分、伊吹山山頂(1377m)到着。
休憩含めて2時間20分で登り切った。
息子のハイペースのおかげで予定より大幅に時間短縮できた。
風は強いが、景色は最高だ。
眼下に望む琵琶湖はもちろんのこと、遠くに伊勢湾も見える。
反対側は伊吹山地の山々だ。
売店で息子が山バッジを物色中。
この光景も8年ぶり。
山バッジコレクションも久方ぶりに再開だ。
息子は、山バッジのために登っているようなもんだから。
有名なヤマトタケル像は、売店に囲まれた場所に立っていた。
息子がお賽銭を奮発して100円奉納。
復活の登山となったから、よくお参りしておきなさい。
風も強いし、そんなにお腹もすいていなかったので、ランチは軽くパンとコーヒーで済ませ、下山した。
次々に登ってくる登山者とすれ違う。
さすが、日本百名山。
下山も快調で、あっという間に3合目まで戻ってきた。
金色に輝くススキ野原に秋の深まりを感じた。
ロッジに戻ったら、ご主人が待っていてくれた。
ずいぶん早く戻れたねと褒められた。
登山者の中には、早朝出発して夕方戻ってくる人もいるらしい。
なんでも、「花ばっかり見ているから進まないんだよ。」とのこと。
なるほど。
ご主人に林道のゲートを開けてもらって別れを告げた。
日帰り温泉で汗を流し、伊吹牛乳で乾杯。
この牛乳、味が濃くてかなり美味しい。
久しぶりの登山で昔を思い出したのか、息子は「楽しかったなぁ」を連発していた。
帰りの車の中では、いろいろ山の話をした。
息子が言うには、「富士山、槍ヶ岳、剣岳、雲取山は登っておきたいんだよね。」とのこと。
あらあら、こりゃあ大変だ。
これからpapachan家・男チームの活動が、忙しくなりそうな気配である。
これからは成長された息子さんと二人の山旅ですか、羨ましいなあ!
こんにちは!
滋賀県の山は初めて登りました。
あまり関西の方面には行かないので、とても楽しかったです。
こんにちは!
息子のおかげでかなりの遠征になりましたが、二人で運転を交代すると、けっこう遠くまで行けますね。
息子の登山熱が再燃してきたようなので、父としては嬉しい限りです。