2024初コラボはshinichiさんと。
今シーズンもよろしくです。
2週間くらい前から「どこにいきましょうかね~」と相談するもお互い決定打となるプランが思い浮かばず、「じゃ、当日の朝に決めましょうか」なんてユルイ約束をしたのがつまずきの始まりであった。
気のゆるみとは恐ろしいもので、私が財布を忘れて自宅に取りに戻る。
入渓した沢に全然水がなくて、というより涸れ沢状態で釣りにならない。
貴重な朝の時間をことごとく無駄にしてしまった。
のっけからグダグダである。
さすがにこれでは帰れないので、次の目的地を思案する。
頭の中にある2万5000分の1地形図を呼び起こし、山を越えて未知の渓に移動した。
shinichiさんが、かなり昔にそこでヤマメを見たことがあるという蜘蛛の糸より細い記憶だけが頼りだ。
ちょこっと入渓に手間取ったが、なんとか沢底に下りることができた。
水量はそれほどでもないが、クリアな水が流れているだけで気持ちがすがすがしくなる。
あとは、魚がいればいいだけの話だ。
春の陽光が谷底まで届くと気温はどんどん上がってきた。
これで渓魚の活性が上がってほしいと願うが、そう簡単な話でもない。
抜群な渓相で、どこからでも魚影が見られそうな雰囲気に満ち満ちているのに、一向に反応はない。
30分交代くらいで釣り上がるものの、ノーフィッシュ状態が続く。
2時間くらい我慢していたが、私は1度だけチェイスがあったきり。
shinichiさんは、10㎝くらいのやる気のないヤマメを数尾見た程度だった。
こうなると、昼飯は何食べる?という話題に傾きがちになり、退渓点を探してキョロキョロし始めるのだ。
ボウズを覚悟した釣り人の「あるある行動」といってよい。
退渓点を目指し、消化試合を決め込んでルアーを打ち込む。
shinichiさんがスマホで確認した通り、退渓点が見えてきた。
花粉で鼻水やくしゃみが止まらないし、眼はかゆくて霞んでくるし、おまけにボウズとくれば完璧な敗戦である。
そんな日もあろうと諦めた瞬間、手元に生命感が伝わってきた。
おおおおお、釣れてしまった。
大きめのパーマークにサビの残るぬめりとした魚体。
ひれピンの越年ヤマメだ。
これは嬉しい。
それにしても、今日は厳しい釣りだった。
やはり、ノープランというのが、一番まずかったのだろう。
最後の一尾は、おまけもいいところで、釣ったというにはほど遠く、釣れてくれたという表現が合っている。
唯一、shinichiさんが初物を拝めなかったのが申し訳ない。
下山するときには、初夏を思わせる陽気で、ウェーダーで歩くと汗ばんできた。
上着はとうに脱ぎ捨てている。
Tシャツ1枚で十分すぎるほど、いい天気になった。
さて、うまいものでも食べて、貧果を忘れよう。
おじさん二人して、小綺麗なカフェに入った。
ヤマメ料理がおすすめらしい。
shinichiさんは、ヤマメのフィッシュバーガーを、私はキーマカレーとヤマメフライの盛り合わせ的なメニューを頼んだ。
ヤマメは、大きく育てた養殖ものを使っているらしい。
揚げたての熱々をザクっと噛むと、なんと赤身であった。
ヤマメと言えど、すでにサクラマスっぽくなっているのだろうか。
味はとてもサッパリしていて、タルタルソースとよく合って美味しかった。
次回は、よくよくプランを練ってから行こう。
令和の釣りは情報戦が命なのである。
今シーズンもよろしくです。
2週間くらい前から「どこにいきましょうかね~」と相談するもお互い決定打となるプランが思い浮かばず、「じゃ、当日の朝に決めましょうか」なんてユルイ約束をしたのがつまずきの始まりであった。
気のゆるみとは恐ろしいもので、私が財布を忘れて自宅に取りに戻る。
入渓した沢に全然水がなくて、というより涸れ沢状態で釣りにならない。
貴重な朝の時間をことごとく無駄にしてしまった。
のっけからグダグダである。
さすがにこれでは帰れないので、次の目的地を思案する。
頭の中にある2万5000分の1地形図を呼び起こし、山を越えて未知の渓に移動した。
shinichiさんが、かなり昔にそこでヤマメを見たことがあるという蜘蛛の糸より細い記憶だけが頼りだ。
ちょこっと入渓に手間取ったが、なんとか沢底に下りることができた。
水量はそれほどでもないが、クリアな水が流れているだけで気持ちがすがすがしくなる。
あとは、魚がいればいいだけの話だ。
春の陽光が谷底まで届くと気温はどんどん上がってきた。
これで渓魚の活性が上がってほしいと願うが、そう簡単な話でもない。
抜群な渓相で、どこからでも魚影が見られそうな雰囲気に満ち満ちているのに、一向に反応はない。
30分交代くらいで釣り上がるものの、ノーフィッシュ状態が続く。
2時間くらい我慢していたが、私は1度だけチェイスがあったきり。
shinichiさんは、10㎝くらいのやる気のないヤマメを数尾見た程度だった。
こうなると、昼飯は何食べる?という話題に傾きがちになり、退渓点を探してキョロキョロし始めるのだ。
ボウズを覚悟した釣り人の「あるある行動」といってよい。
退渓点を目指し、消化試合を決め込んでルアーを打ち込む。
shinichiさんがスマホで確認した通り、退渓点が見えてきた。
花粉で鼻水やくしゃみが止まらないし、眼はかゆくて霞んでくるし、おまけにボウズとくれば完璧な敗戦である。
そんな日もあろうと諦めた瞬間、手元に生命感が伝わってきた。
おおおおお、釣れてしまった。
大きめのパーマークにサビの残るぬめりとした魚体。
ひれピンの越年ヤマメだ。
これは嬉しい。
それにしても、今日は厳しい釣りだった。
やはり、ノープランというのが、一番まずかったのだろう。
最後の一尾は、おまけもいいところで、釣ったというにはほど遠く、釣れてくれたという表現が合っている。
唯一、shinichiさんが初物を拝めなかったのが申し訳ない。
下山するときには、初夏を思わせる陽気で、ウェーダーで歩くと汗ばんできた。
上着はとうに脱ぎ捨てている。
Tシャツ1枚で十分すぎるほど、いい天気になった。
さて、うまいものでも食べて、貧果を忘れよう。
おじさん二人して、小綺麗なカフェに入った。
ヤマメ料理がおすすめらしい。
shinichiさんは、ヤマメのフィッシュバーガーを、私はキーマカレーとヤマメフライの盛り合わせ的なメニューを頼んだ。
ヤマメは、大きく育てた養殖ものを使っているらしい。
揚げたての熱々をザクっと噛むと、なんと赤身であった。
ヤマメと言えど、すでにサクラマスっぽくなっているのだろうか。
味はとてもサッパリしていて、タルタルソースとよく合って美味しかった。
次回は、よくよくプランを練ってから行こう。
令和の釣りは情報戦が命なのである。
こんにちは!
お褒めくださり恐縮です。
ホントにボウズを覚悟していたので、ヤマメに頭を下げて感謝しかないですね。