カルディアのお告げ

先日、あなさんからLINEが届いた。
釣りのお誘い？かと思ったら、さにあらず。

「釣具屋さんにこんな張り紙がありましたよ～。」というメッセージと共に画像が送られてきた。

なになに？と老眼の目をこすりながら読んでみると、21カルディアが出荷時の初期不良により回収・点検をするとのことだ。
あわててネットで検索してみると、確かにリコールのお知らせが出ている。
回転不良のロットが混入しており、異音等が出ている場合には無償で点検及び部品交換等を行ってくれるらしい。



異音？　正常な状態を知りようもないので、異音がしているかどうかもわからない。
言われてみれば、何となくシャリシャリ？している？

無償点検については、購入店にリールを預けることとなっている。
ネットショップで買ったんだけど…。さてどうしたものか。


問い合わせ先の電話番号にかけてみると、感じの良い女性が対応してくれた。
症状がよくわからなくても、無償点検してもらえるとのこと。
ネットで購入したことも併せて伝えると、着払いで直接修理先に送ってくれればいいとのことだった。
点検には１～２週間かかるらしいが、GWがあるのでもうちょっと時間がかかると言っていた。
21カルディアよ、しばしの別れだ。


一方、ベールが戻らなくて三回目の入院送りとなった18カルディアは、修理に出してからすでに1ヶ月以上が経っている。
今までこんなに時間がかかったことは無かったので、問い合わせてみた。

すると、「お待たせしてすみません。今日、部品が届いたので、これからやります～。」だって。
なんだか蕎麦屋の出前みたい。。
ひょっとしたら、21カルディアのリコール対応で忙しく、他の修理は後回しになっているとか？いらん想像をしてしまう。


カルディア兄弟がそろって入院中なので、こうなると出番はサブリールの15EMMSがお出ましだ。
カルディアを使い慣れていると、ちょっと重く感じるがすぐに慣れるだろう。



そんなこんなでもう週末。
今年は季節の進みが早いので、あの場所もそろそろ頃合いだろうと考え夜中の高速道路を飛ばす。
星がきらめく午前４時に入渓点につくと、早くも車が停まっていた。
もちろん、釣り師である。
出鼻をくじかれつつ、次の入渓点へ向かうと、またもや車が。
その次も、そのまた次も。
なんかいやな予感満載。


カルディアの入院は、「しばらく釣りはやめときな」というお告げだったのか。
だんだん標高を上げて行って、最終的に車を停めたところはまだ冬の様相だった。
気温４度。寒い。



渓魚の姿を全く見ることなく、４時間経過。
心が折れまくったので、早めのランチとした。


今日は、ホットサンドメーカーをザックに忍ばせてきた。
具材は、鉄板のハム&チーズ。
ハム２枚とチーズ３枚、交互に重ねてバナーで炙ること３分間。



こんがりキツネ色。
香ばしい香りが漂う。



ドリップコーヒーも入れて、はい、いただきます。



う、う、うまい。
チーズのとろけ具合が絶妙。

美味いものを食べると、体温が上昇して気持ちも上向きになる。
これから釣れる時間帯になるのではないかと勝手な想像をする。


で、ここから２時間さらに遡行したが、１匹チェイスがあっただけで終了。
釣り人の気合は華々しく散った。
ボウズは精神が削られる。


やはりカルディアの入院は、「しばらくおとなしくしていろ」という釣りの神様の啓示だったのか。