フローティングゲーム開幕

関東地方もようやく梅雨入りとなった。
ここ一週間は雨がちな日も多く、渓魚の活性も上がっているだろうと考えると人間の活性もうなぎ上りなのだ。


雨雲にけむる山を眺めていそいそと入渓。
降り立った渓の水量は、さほど増えていないが、釣れる雰囲気がぷんぷんしている。
今日はフローティングミノーで勝負すると決めてきた。

鼻息荒くキャストを繰り返すが、サッパリ反応がない。
先行者の足跡もないので、ここ数日は誰も入ってなさそうだけれども…。


疑心暗鬼になりつつ遡行を進めると、前方になにやら白くてどでかい鳥がいる。
シラサギ？　カワウ？
渓魚の反応が無いのは、おそらくあいつのせいではないか。
そりゃ釣りにならないわけだ。
トリは、私の姿を見つけると大きな羽をバサバサ羽ばたかせて去って行った。
どうせ、少し上流に降り立って、魚をあさっているに違いない。
あきらめて移動だ。
朝の貴重な１時間を無駄にしてしまった。


数十分車を走らせてから、あらためて仕切り直し。
すると、すぐにヤマメの反応があった。
そうそう、そうこなくちゃ。

ヤマメは瀬に散らばっている。
大場所より、石が入っている浅い瀬で行動しているようだ。
フローティングミノーをクロスで引いてくると、必ず追ってくる。


本日一本目のヤマメが、ベストサイズだった。
ミノーを追い詰めるように右に左にチェイスし、最後はルアーの前方から回り込んでガブリといった。
すごい瞬間を見てしまった。



夏らしい色合いの雄ヤマメだった。
引きも強くて楽しかった。



その後もコンスタントにヤマメは出続けた。
足首くらいの水深でも、ヤマメは活発に追ってきた。
フローティングミノーの本領発揮だ。






今季初のツ抜けを達成。
今日はちょっと出来すぎかもしれない。
バラシ病はおさまっていないが、渓魚の活性が良くなったこともあり、次第に少なくなりつつある。
やっぱり、お魚のご機嫌がすべてなのか。


本日の立役者は、BLINK55飛燕F型。
これが活躍してくれるようになると、夏が近づいてきたことを感じる。
表層付近をハイパートゥイッチでアピールし、ヤマメがどこからともなく湧いてくるようなシチュエーションは、夏の釣りの醍醐味だ。



さてさて、６月の第３日曜日は父の日ということで、プレゼントをいただいた。
じゃじゃーん、
シーバスリーガル１８年じゃありませんか！



と思ったら、これはおまけのミニボトル。
メインは、シーバスリーガル　ミズナラ１２年。
大好きなスコッチウイスキーだ。


こんな釣りバカ、山バカ親父なのに、父の日を祝ってもらってかたじけない。
家族のために一生懸命働くので、これからもよろしくです。