【極私的考察】釣りの運動量ってどれくらい？

３回目の緊急事態宣言もやっぱり延長とのことで、今さら特に驚きもしないが、コロナのしつこさにはため息が出てしまう。
自分の身を守るためにも人混みの多いところには出かけないし、出かけたくもないが、まったく外に出ないのも健康によくないので、運動不足解消だとかなんだとか自分自身に言い聞かせ、週末のチョイ釣りだけは結局行っちゃう。
そこでふと考えたのは、釣りの運動量ってどれくらいなのだろう、ということ。

-------------
本題に入る前に、検査・点検から帰還した21カルディアの退院祝い釣行について。
都内の渓はもう初夏の気配すら感じる。
藤の花が至る所で見ごろだった。



連休でさんざん叩かれたに違いないから、ボウズも覚悟していたが、チビヤマメが挨拶にきてくれてホッとした。



１時間遡行したところで、次の入渓点から下りてきたテンカラ師を遠くに発見。
強制終了～、と思ったら退渓寸前にイワナが出た。

ヤマメとイワナそろい踏みで、21カルディアの退院祝いとしては上出来である。
気分よく納竿した。
------------

で、ここからが今日の本題。
釣りの運動量についてである。
渓流釣りは基本的に沢を登っていくので、ゆっくり動いているようでもそれなりに運動量が確保できているかもしれないと考えた。
そこで、先日、shinichiさんと共に入渓した都内某所で、YAMAPを起動させてログをとっておいた。

【活動データ】
・タイム　3時間55分
・総距離　6.0km
・上り　1103ｍ
・下り　1086m
・消費カロリー　2058kcal

グラフにするとこんな感じになっている。



入渓点は標高640m付近、最高到達点は標高800m付近である。
最高到達点からは登山道を使って下山しているので、一気に下っていることがわかる。
標高差でいえば160ｍ程度なのだが、意外と細かく上り下りを繰り返しているので、累積標高は1103ｍにもなっていた。
結構登っているなぁ。
渓流釣りって予想以上に運動量が多い？


比較するため、２月に行った谷川岳天神尾根の活動データを見てみる。
・タイム　4時間33分
・総距離　5.8km
・上り　795m
・下り　798m
・消費カロリー　2211kcal

活動時間が前回釣行より少し長いので、消費カロリーもそれに応じて少し多くなっているが、天神尾根はほぼ登り一辺倒であることから、累積標高は登山口と山頂の標高差とほぼ変わらない。
累積標高だけで比べると、天神尾根より渓流釣りの方が激しいじゃないか。
似たような総距離と活動時間で考えると、釣りの方がハードなのか？


YAMAPだとこんなグラフも出てくる。
標高と行動時間の関係を見るものだ。



ところどころグラフが横ばいになっているところがある。
これは、魚が釣れたときだろう。
渓魚を撮影している時間は移動しないので、グラフが横ばいになる。
このグラフは、横ばいになっているところが少ないので、あまり釣れなかった日というわけだ。(笑)


釣りで活動ログをとったのは初めてだったので、これをもって釣りにおける運動量を結論付けるわけにはいかない。
しかし、自分が想像しているより、渓流釣りではかなりの運動量を確保している可能性がありそうだ。
当然のことながら、もっと遡行しやすい渓の場合には累積標高や消費カロリーも大したことは無いだろうし、反対にもっと険悪な谷に入った場合は滝の高巻きも多くなり、とんでもないデータがとれるかもしれない。


コロナで体重がリバウンド気味になっているので、こんな適当な考察で釣りに行くことを正当化しようしている？