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スノーシューイングを楽しむため裏磐梯にやってきた。
今日は、日本百名山の西吾妻山(吾妻山)を目指す。
昨日のスノーシューハイクでウォームアップは上々だ。
スノーシューイングの山旅(五色沼編)はこちら
登山口となるグランデコスキー場は、宿から9km。
車で30分くらいだった。
雪道じゃなければ、20分かからないで行ける距離だ。
駐車場は、平日なので無料。
ゴンドラチケットは往復で1800円なり。
始発は8時30分だが、10分遅れで乗車した。
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ネットで以前の記録を見たら、ゴンドラからさらにリフトに乗っていたが、平日だからなのかリフトは運休していた。
その分、スキー場を登らねばならない。
ちょっとへこむ。いや、かなりへこんだ。
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この時点で、早くも西吾妻山まで行ける気がしない。
文明の利器というアドバンテージがあってこその冬山なのだ。
本末転倒とか言わないで。
登山者もそこそこいるが、みなうなだれてスノーシューの準備をしているように見えるのは気のせいか。
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曇天の中、無心でゲレンデを登る。
リフトの終点となるゲレンデトップまで40分弱かかった。
うう、疲れた。
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ここから樹林帯に突入する。
雪もだんだん深くなってきた。
幸い、ゴンドラ始発組が数名いたおかげで、楽をさせていただいた。
こういうのをラッセル泥棒と言う。
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西吾妻山を登ろうと思ったきっかけは、ネットでスノーモンスターの写真を見たからだ。
樹木を完全に雪が支配して作り出された造形の面白さに魅了され、ぜひ実際に見てみたいと思った。
てんくらでは、気温はマイナス7~9℃くらいになっていたが、おそらくそこまで下がっていないだろう。
無風状態の樹林帯の登りは苦行そのもので、早くも大汗をかいている。
ときおり、日差しが差し込んできて、天気が上向いてきたようだ。
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ずっと登りが続くので、スノーシューのヒールリフターを初めて使ってみた。
かかとが5㎝くらい浮く形になるので、急斜面ではかなり楽である。
傾斜が30度くらいの斜面ならば、かかとはほぼ水平をキープできる。
さっきのゲレンデ登りもこれを使っておけばよかったと後悔先に立たず。
ふと顔をあげると、雲の切れ間から青空が見えだした。
晴れろ~、晴れてくれ~、晴れてくださ~い。
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振り返ると、雲が目線より下になっている。
これはもう間違いなく快晴の兆しだ。
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森林限界が近くなってくると、右手に西吾妻山が見えてきた。
完璧な吾妻ブルーだ。
ペンションのご主人が、「11時頃から晴れる」と言っていたのがピタリと当たった。
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周囲が開けてからが結構長い。
西大巓のピークはすぐそこのような気がするが、偽ピークに騙される。
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気づくとスノーモンスターが出現していた。
さっきまでの木に雪が被っただけの樹氷とは明らかに形が違う。
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風がだんだん強くなってきたので、オーバーグローブを着用した。
西大巓まであと少しのはず。
なかなか近づかない。
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ひーこら言いながら、やっとのことで西大巓(1982m)のピークに到着した。
すごい達成感。
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360度の大展望。
山形県側はそこらじゅうにスノーモンスターがあふれていた。
スノーモンスターの大群は、西吾妻山の方向にずっと広がっている。
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子供みたいに興奮してしまって、スノーモンスターたちを眺めるためにうろうろ徘徊する。
一つとして同じ形はなく、あるものは動物に見えたり、あるものは人の顔に見えたりして、中身が樹木とは想像できないほど個性的な造形である。
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スノーモンスターたちの写真を撮りまくり、動画を撮りまくり、自撮りで遊んでいたら、あっという間に小1時間経っていた。
西吾妻山まで行く予定だったが、ピークハントよりスノーモンスターハントが目的だったので、なんだかもう十分満足してしまった。
今から西吾妻を往復すると、ゴンドラ最終便にはギリギリの時間になってしまうだろう。
周りの登山者も西大巓で折り返す人が多いようだ。
無理はしないことに決めた。
西吾妻山に少しだけ後ろ髪を引かれつつ、のんびり下山開始。
がつがつしないのが大人の登山だと自分に言い聞かせる。
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さらばスノーモンスター、また逢う日まで。
素晴らしいものを見たよ。
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下山のタイミングでやっと磐梯山の雲が切れた。
磐梯山、かっこいい!
猪苗代湖も大きく見えた。
次に来るときは、磐梯山に登るのもいいなぁ。
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宿に戻ったら、ご主人がニコニコしながら迎えてくれた。
「この時期にこんないい天気はめったにないですよ。明日はもう雪ですから。」
本当にその通りだった。
今回の山旅は、ワンチャンスをモノにできたというわけだ。
帰りは、お約束のレモン牛乳を飲んで締めくくった。
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真面目に働いていれば、いいこともある。
平日に連泊して山に登れるなんて、職場に感謝、家族に感謝。
また、数年後に平日休暇取得イヤーがやってくる。
その頃はコロナ騒ぎも今は昔となっているだろう。
次のチャンスは海外か?
今日は、日本百名山の西吾妻山(吾妻山)を目指す。
昨日のスノーシューハイクでウォームアップは上々だ。
スノーシューイングの山旅(五色沼編)はこちら
登山口となるグランデコスキー場は、宿から9km。
車で30分くらいだった。
雪道じゃなければ、20分かからないで行ける距離だ。
駐車場は、平日なので無料。
ゴンドラチケットは往復で1800円なり。
始発は8時30分だが、10分遅れで乗車した。
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ネットで以前の記録を見たら、ゴンドラからさらにリフトに乗っていたが、平日だからなのかリフトは運休していた。
その分、スキー場を登らねばならない。
ちょっとへこむ。いや、かなりへこんだ。
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この時点で、早くも西吾妻山まで行ける気がしない。
文明の利器というアドバンテージがあってこその冬山なのだ。
本末転倒とか言わないで。
登山者もそこそこいるが、みなうなだれてスノーシューの準備をしているように見えるのは気のせいか。
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曇天の中、無心でゲレンデを登る。
リフトの終点となるゲレンデトップまで40分弱かかった。
うう、疲れた。
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ここから樹林帯に突入する。
雪もだんだん深くなってきた。
幸い、ゴンドラ始発組が数名いたおかげで、楽をさせていただいた。
こういうのをラッセル泥棒と言う。
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西吾妻山を登ろうと思ったきっかけは、ネットでスノーモンスターの写真を見たからだ。
樹木を完全に雪が支配して作り出された造形の面白さに魅了され、ぜひ実際に見てみたいと思った。
てんくらでは、気温はマイナス7~9℃くらいになっていたが、おそらくそこまで下がっていないだろう。
無風状態の樹林帯の登りは苦行そのもので、早くも大汗をかいている。
ときおり、日差しが差し込んできて、天気が上向いてきたようだ。
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ずっと登りが続くので、スノーシューのヒールリフターを初めて使ってみた。
かかとが5㎝くらい浮く形になるので、急斜面ではかなり楽である。
傾斜が30度くらいの斜面ならば、かかとはほぼ水平をキープできる。
さっきのゲレンデ登りもこれを使っておけばよかったと後悔先に立たず。
ふと顔をあげると、雲の切れ間から青空が見えだした。
晴れろ~、晴れてくれ~、晴れてくださ~い。
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振り返ると、雲が目線より下になっている。
これはもう間違いなく快晴の兆しだ。
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森林限界が近くなってくると、右手に西吾妻山が見えてきた。
完璧な吾妻ブルーだ。
ペンションのご主人が、「11時頃から晴れる」と言っていたのがピタリと当たった。
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周囲が開けてからが結構長い。
西大巓のピークはすぐそこのような気がするが、偽ピークに騙される。
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気づくとスノーモンスターが出現していた。
さっきまでの木に雪が被っただけの樹氷とは明らかに形が違う。
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風がだんだん強くなってきたので、オーバーグローブを着用した。
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なかなか近づかない。
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ひーこら言いながら、やっとのことで西大巓(1982m)のピークに到着した。
すごい達成感。
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360度の大展望。
山形県側はそこらじゅうにスノーモンスターがあふれていた。
スノーモンスターの大群は、西吾妻山の方向にずっと広がっている。
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子供みたいに興奮してしまって、スノーモンスターたちを眺めるためにうろうろ徘徊する。
一つとして同じ形はなく、あるものは動物に見えたり、あるものは人の顔に見えたりして、中身が樹木とは想像できないほど個性的な造形である。
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西吾妻山まで行く予定だったが、ピークハントよりスノーモンスターハントが目的だったので、なんだかもう十分満足してしまった。
今から西吾妻を往復すると、ゴンドラ最終便にはギリギリの時間になってしまうだろう。
周りの登山者も西大巓で折り返す人が多いようだ。
無理はしないことに決めた。
西吾妻山に少しだけ後ろ髪を引かれつつ、のんびり下山開始。
がつがつしないのが大人の登山だと自分に言い聞かせる。
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さらばスノーモンスター、また逢う日まで。
素晴らしいものを見たよ。
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下山のタイミングでやっと磐梯山の雲が切れた。
磐梯山、かっこいい!
猪苗代湖も大きく見えた。
次に来るときは、磐梯山に登るのもいいなぁ。
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宿に戻ったら、ご主人がニコニコしながら迎えてくれた。
「この時期にこんないい天気はめったにないですよ。明日はもう雪ですから。」
本当にその通りだった。
今回の山旅は、ワンチャンスをモノにできたというわけだ。
帰りは、お約束のレモン牛乳を飲んで締めくくった。
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真面目に働いていれば、いいこともある。
平日に連泊して山に登れるなんて、職場に感謝、家族に感謝。
また、数年後に平日休暇取得イヤーがやってくる。
その頃はコロナ騒ぎも今は昔となっているだろう。
次のチャンスは海外か?
こんにちは!
天気はほぼほぼあきらめていたので、この好天はラッキーでした。
運が悪ければスノーモンスターに囲まれてホワイトアウトも十分考えられたので。
高崎さんお勧めの山塩ラーメンも美味しくいただきましたよ。
よい旅になりました。
モノト-ンの世界もいいけれど
群青色の空が白銀の世界をより引き立てて
息をのむほどに素晴らしい!