信濃路一人旅②

昨日の尺ヤマメですっかり余裕の人となり、「今朝は釣れても釣れなくてもイイヤ」というサバサバした気持ちでロッドを振る。
入渓したのは、８月に２８ｃｍのイワナを出した沢。
「二匹目のドジョウ」という気も特になく、単に小屋から近いという理由。
イワナも適度に遊んでくれて、３匹の釣果。

２０ｃｍ。

２２ｃｍ。しっかりした体躯。
この沢のイワナはオレンジの斑点が鮮やかで美しい。

２時間ノンビリと遡行して、今シーズン最後の長野釣行を終了した。
週末アングラーにとっては、なんとも贅沢な二日間であった。

＜おまけ＞
釣りの後の温泉＆蕎麦は、まさに至福の時。
初日に訪れたのは、鹿教湯（かけゆ）温泉「文殊の湯」。
昔、文殊菩薩が鹿に化けて、猟師に温泉のありかを教えたという由来。

弱アルカリ単純泉。源泉は４７度、ちと熱い。狭いが露天もある。
入湯料３００円。

温泉のすぐ脇に渓谷があるが、そこにこの五台橋が架かっている。屋根付きの珍しい橋だ。風呂上がりには、この橋で涼むのがお約束。
温泉街にある辰巳屋さんで蕎麦を食す。大盛りは、ホントにてんこ盛り状態。美味しいのでペロッと入ってしまう。

二日目に訪れたのは、田沢温泉「有乳湯（うちゆ）」
飛鳥時代に発見されたというから、大変な古湯である。
島崎藤村の小説にも登場する（らしい。読んでいないので具体的な内容はちょっと…。）

単純硫黄泉。３９度、ちとヌルい。その分、ゆっくり入っていられる。
入湯料２００円。

足湯もあった。こちらはタダ。

古い旅館がならび、風情ある温泉地である。