ことの発端は、先日、息子がばあばとの電話で、「今度、山に行くときは誘ってね。」というような約束がなされていたことから始まる。
連休の中日は雨の天気予報で、外に出ることはあきらめていたのだが、前日にチェックしたら奥多摩方面はちょっと好転し、なんとか持ち堪えそうであることがわかった。
さっそく実家に電話して話がまとまり、山行が決定。
今回の行き先は、三頭山(みとうさん)1531m。
都民の森からアプローチするお手軽な登山コース。
目的地の選考基準は…
①とにかく空いているところがいい。(高尾山で懲りた)
②老夫婦にも安全な整備された登山道
③適度な山行時間
④子ども達にとって初めての山
⑤晴れていれば富士山の展望がよい(らしい)
⑥山バッジが売っている
⑦運がよければ新雪を踏めるかも
⑧駐車場がタダ
こんなことを瞬間的に考えて三頭山を選んだ。
ちなみに、自分にとっても初めての山である。
だいたい奥多摩の低山なんて、自分の登山の対象じゃなかったもんで。
都民の森の駐車場は、8:00開場。
時間ぴったりに到着した。
気温は1℃、子ども達にとってはかなり寒いようだ。
8:10、登山口(標高1000m)からスタート。
三頭山に至るコースはいくつかあるが、鞘口峠(さいぐちとうげ)から稜線づたいに山頂をめざす。
森林館を過ぎると、登山道らしくなってきた。
冬枯れの道をさくさく歩く。
ホオノキがたくさんのあるので、朴葉があちこちに落ちている。
朴葉味噌の、あの朴葉だ。
娘は、巨大な落ち葉に大喜び。お面を作って遊ぶ。
空が見えてきた。
あと少しで鞘口峠。
8:35、鞘口峠に到着。
大菩薩峠の稜線がちらっと見える。
コースを確認するじいじとばあば。
おそろいの帽子、ザック、フリースetc…、うちのカミさんがちょとずつプレゼントしてきたグッズを活用している。
カミさん、ありがとう。
鞘口峠から、主稜線となり急登が始まる。
ツガやモミ、そしてブナの樹林の中をゆっくり高度を上げていく。
標高の表示が100m間隔で出てくる。こういうのは意外と励みになる。
8:45、ベンチでちょっと休憩。
ちなみに、じいじとばあばの老夫婦山行は、今回で81回目だそうだ。
ばあば曰く、「孫と一緒に山に登れるなんて、思ってもみなかったよ。」
そうでしょう、そうでしょう。長生きしてよかったね。
標高1200mを越えたあたりから、だいぶガスが出てきた。
気温も下がってきた。
単調な樹林帯の登りを、親子三代しりとりで盛り上げ、さくさく登る。
すこし雪がちらつく。
1300m付近。
子ども達が着ているのは、piyosukeファミリーさんオススメのモンベル・ライトシェルジャケットJr.。
先日、ネットでポチッ♪と購入したのだ。
今日が、初の実践投入である。
子ども達の服装は、ウィックロンのTシャツ&フリース&ライトシェルジャケット。
娘には、ちょうどよかったが、息子には寒かったみたいだ。
次回は、ユニクロのヒートテックでも試してみようかな?
子ども達のスタイルは、靴とザック以外は、全てモンベル。
モンベルさん、うちの子をカタログのモデルに使ってくださいな~♪
9:20、見晴らし小屋(1397m)に到着。
ガスっていて全く見晴らせないが、ちょっと休憩。
チョコレートでカロリー補給をして出発。
1400mまできた。気温がぐんぐん下がっている。
地面には霜柱も目立ってきた。
このあたりから息子の調子がおかしくなり、立ち止まっては手を繋ぎたがる。
顔から生気が無くなり、かなりだるそうだ。
ペースが落ちてきた。
1500m。娘は元気。 息子はヘロヘロ。
がんばれ、山頂までひと踏ん張り。
10:10、東峰展望台。
展望は…
ガスって何も見えず。
娘は、ガスに感動(笑)。
そして、三頭山の最初にピークである東峰(1527m)に到着。やったね!
じじ・ばばと孫でハイ、チーズ!
稜線づたいに少し先へ行くと、中央峰(1531m)。本日の最高地点。
10:20、少し下って登り返すと西峰(1524m)だ。
ハイ、チーズ!って、みんなてんでんばらばらな方向を向いてるし…。
とにかく、これで三つのピークを持つ三頭山、完全制覇!
晴れていれば、ここから正面に富士山がドーン!と聳えているはずなのだが、相変わらずガスが濃くて展望ゼロ。
三頭山は、東京都と山梨県の都県境の山である。
なので、都民の森ではあるが、同時に山梨県のこの表示。
山梨百名山。
じいじ曰く、「なんだ、日本百名山じゃないのか…」
おいおい、山梨県民に怒られるぞ。
小雪がちらつく中、ここでランチタイム。
大人は、おにぎりとみそ汁。
子どもは、おにぎりとカップラーメン。
じっとしていると寒いので、温かいものが美味しい。
ここで息子が、完全にグロッキー。
昼食も「オエ~」と戻してしまい、息をすると鼻が痛いと泣き出す始末。
どうやら、低体温症の初期状態のようだ。
やせっぽち息子には、氷点下は厳しかったか。
11:00下山開始。
念のため持ってきたネックウォーマーがここで威力発揮。
これでちょっとは温まるかな。
さぁ、ゆっくり下ろう。
下山は、登りとは別ルート。
三頭沢をめざす。
ムシカリ峠。ここから三頭沢を下る。
逆コースを登ってくる登山者とすれ違うようになってきた。
みんな、しっかりした装備である。どこぞのミシュランな山とは違う(笑)。
下りになると、やたら速いばあば。(笑)
下るにつれて三頭沢の水量が増えてくる。
寒気も緩み、息子も復調してきた。
11:50、三頭大滝。
30mもあろうか。立派な滝である。
新緑や紅葉の時期だったら、もっと素晴らしかったかな。
三頭大滝から先はウッドチップが敷かれた遊歩道となり、ふわふわした感触でオモシロイ。
12:15、森林館が見えてきた。
もうじきゴールだ。
12:20、駐車場到着。
売店で、すかさず山バッジをゲット!(サイフは、ばあば。ラッキー♪)
三頭山のバッジは2種類売っていて、どっちにする?と息子に尋ねると、迷いもなく「こっち!」。
「だって、あっちのバッジは御岳山と同じデザインなんだもん!」
あとで御岳山のバッジを見たら、本当に息子の言うとおりだった。
同じデザインを名前だけ変えて売っていたのだ。へ~、よく気づいたね。
駐車場の気温は、お昼でも2℃。朝から1℃しか上がっていない。
山頂は、マイナス2~3℃くらいだったのではないだろうか。
冷えた体を温めるために、温泉へGO!
車で10分弱下れば、檜原温泉センター「数馬の湯」だ。
岩風呂にじっくり浸かり、思わず眠気が…。
息子も調子が戻り、ニッコリ。
湯上がりまったりモードの息子。
とりあえず元気になってよかったね。
じいじ・ばあばも、久しぶりの山を満喫できたようで何よりだ。
ちょっとは親孝行できたかな?
連休の中日は雨の天気予報で、外に出ることはあきらめていたのだが、前日にチェックしたら奥多摩方面はちょっと好転し、なんとか持ち堪えそうであることがわかった。
さっそく実家に電話して話がまとまり、山行が決定。
今回の行き先は、三頭山(みとうさん)1531m。
都民の森からアプローチするお手軽な登山コース。
目的地の選考基準は…
①とにかく空いているところがいい。(高尾山で懲りた)
②老夫婦にも安全な整備された登山道
③適度な山行時間
④子ども達にとって初めての山
⑤晴れていれば富士山の展望がよい(らしい)
⑥山バッジが売っている
⑦運がよければ新雪を踏めるかも
⑧駐車場がタダ
こんなことを瞬間的に考えて三頭山を選んだ。
ちなみに、自分にとっても初めての山である。
だいたい奥多摩の低山なんて、自分の登山の対象じゃなかったもんで。
都民の森の駐車場は、8:00開場。
時間ぴったりに到着した。
気温は1℃、子ども達にとってはかなり寒いようだ。
8:10、登山口(標高1000m)からスタート。
三頭山に至るコースはいくつかあるが、鞘口峠(さいぐちとうげ)から稜線づたいに山頂をめざす。
森林館を過ぎると、登山道らしくなってきた。
冬枯れの道をさくさく歩く。
ホオノキがたくさんのあるので、朴葉があちこちに落ちている。
朴葉味噌の、あの朴葉だ。
娘は、巨大な落ち葉に大喜び。お面を作って遊ぶ。
空が見えてきた。
あと少しで鞘口峠。
8:35、鞘口峠に到着。
大菩薩峠の稜線がちらっと見える。
コースを確認するじいじとばあば。
おそろいの帽子、ザック、フリースetc…、うちのカミさんがちょとずつプレゼントしてきたグッズを活用している。
カミさん、ありがとう。
鞘口峠から、主稜線となり急登が始まる。
ツガやモミ、そしてブナの樹林の中をゆっくり高度を上げていく。
標高の表示が100m間隔で出てくる。こういうのは意外と励みになる。
8:45、ベンチでちょっと休憩。
ちなみに、じいじとばあばの老夫婦山行は、今回で81回目だそうだ。
ばあば曰く、「孫と一緒に山に登れるなんて、思ってもみなかったよ。」
そうでしょう、そうでしょう。長生きしてよかったね。
標高1200mを越えたあたりから、だいぶガスが出てきた。
気温も下がってきた。
単調な樹林帯の登りを、親子三代しりとりで盛り上げ、さくさく登る。
すこし雪がちらつく。
1300m付近。
子ども達が着ているのは、piyosukeファミリーさんオススメのモンベル・ライトシェルジャケットJr.。
先日、ネットでポチッ♪と購入したのだ。
今日が、初の実践投入である。
子ども達の服装は、ウィックロンのTシャツ&フリース&ライトシェルジャケット。
娘には、ちょうどよかったが、息子には寒かったみたいだ。
次回は、ユニクロのヒートテックでも試してみようかな?
子ども達のスタイルは、靴とザック以外は、全てモンベル。
モンベルさん、うちの子をカタログのモデルに使ってくださいな~♪
9:20、見晴らし小屋(1397m)に到着。
ガスっていて全く見晴らせないが、ちょっと休憩。
チョコレートでカロリー補給をして出発。
1400mまできた。気温がぐんぐん下がっている。
地面には霜柱も目立ってきた。
このあたりから息子の調子がおかしくなり、立ち止まっては手を繋ぎたがる。
顔から生気が無くなり、かなりだるそうだ。
ペースが落ちてきた。
1500m。娘は元気。 息子はヘロヘロ。
がんばれ、山頂までひと踏ん張り。
10:10、東峰展望台。
展望は…
ガスって何も見えず。
娘は、ガスに感動(笑)。
そして、三頭山の最初にピークである東峰(1527m)に到着。やったね!
じじ・ばばと孫でハイ、チーズ!
稜線づたいに少し先へ行くと、中央峰(1531m)。本日の最高地点。
10:20、少し下って登り返すと西峰(1524m)だ。
ハイ、チーズ!って、みんなてんでんばらばらな方向を向いてるし…。
とにかく、これで三つのピークを持つ三頭山、完全制覇!
晴れていれば、ここから正面に富士山がドーン!と聳えているはずなのだが、相変わらずガスが濃くて展望ゼロ。
三頭山は、東京都と山梨県の都県境の山である。
なので、都民の森ではあるが、同時に山梨県のこの表示。
山梨百名山。
じいじ曰く、「なんだ、日本百名山じゃないのか…」
おいおい、山梨県民に怒られるぞ。
小雪がちらつく中、ここでランチタイム。
大人は、おにぎりとみそ汁。
子どもは、おにぎりとカップラーメン。
じっとしていると寒いので、温かいものが美味しい。
ここで息子が、完全にグロッキー。
昼食も「オエ~」と戻してしまい、息をすると鼻が痛いと泣き出す始末。
どうやら、低体温症の初期状態のようだ。
やせっぽち息子には、氷点下は厳しかったか。
11:00下山開始。
念のため持ってきたネックウォーマーがここで威力発揮。
これでちょっとは温まるかな。
さぁ、ゆっくり下ろう。
下山は、登りとは別ルート。
三頭沢をめざす。
ムシカリ峠。ここから三頭沢を下る。
逆コースを登ってくる登山者とすれ違うようになってきた。
みんな、しっかりした装備である。どこぞのミシュランな山とは違う(笑)。
下りになると、やたら速いばあば。(笑)
下るにつれて三頭沢の水量が増えてくる。
寒気も緩み、息子も復調してきた。
11:50、三頭大滝。
30mもあろうか。立派な滝である。
新緑や紅葉の時期だったら、もっと素晴らしかったかな。
三頭大滝から先はウッドチップが敷かれた遊歩道となり、ふわふわした感触でオモシロイ。
12:15、森林館が見えてきた。
もうじきゴールだ。
12:20、駐車場到着。
売店で、すかさず山バッジをゲット!(サイフは、ばあば。ラッキー♪)
三頭山のバッジは2種類売っていて、どっちにする?と息子に尋ねると、迷いもなく「こっち!」。
「だって、あっちのバッジは御岳山と同じデザインなんだもん!」
あとで御岳山のバッジを見たら、本当に息子の言うとおりだった。
同じデザインを名前だけ変えて売っていたのだ。へ~、よく気づいたね。
駐車場の気温は、お昼でも2℃。朝から1℃しか上がっていない。
山頂は、マイナス2~3℃くらいだったのではないだろうか。
冷えた体を温めるために、温泉へGO!
車で10分弱下れば、檜原温泉センター「数馬の湯」だ。
岩風呂にじっくり浸かり、思わず眠気が…。
息子も調子が戻り、ニッコリ。
湯上がりまったりモードの息子。
とりあえず元気になってよかったね。
じいじ・ばあばも、久しぶりの山を満喫できたようで何よりだ。
ちょっとは親孝行できたかな?
アウトドアの血筋なんですね。
ちなみに我が家は連休大混雑の舞浜へ、じーばーはもっと混んでいそうな紅葉の京都へ。
ミーハーで浮かれている血筋なんです。
いつもそばまで行くのに、川のほうに夢中で、こんなコースがあるとは…
(三つのピークで三頭山だったんですね。)
それにしても、じいじ、ばあばもナチュラル派なんですね!
次のバッジ獲得は暖かくなってからかな?
これからは子どもとじじばばをダシに、山へ行く回数が増えそうで嬉しいかぎりです。
紅葉の京都とは優雅ですね。
以前、出張で京都へ行ったときに、ナントカ寺の紅葉の夜間ライトアップを見ました。
あれはすごかったですね。紅葉も、人の数も。(笑)
都民の森は、私も初めてでしたが、なかなかいい所でした。
今回はピークハントが目的でしたが、もっといろいろな楽しみ方がありそうです。
じいじ・ばあばは、低山専門の山屋です。(笑)
アルプスに連れて行ってあげようか?と誘うと、「そんな恐ろしいところには行けない」と言っております(笑)。
息子は、寒いところに行くのは懲りたようですが、バッジは欲しいみたいなので、どこに行くか思案中です。
またいい所に行って来ましたね^^
しかも親子三代とはさぞ、じいじ・ばあばは喜ばれたことでしょうね。
いつも山の記事を見ると行きたくなりますが、毎週色んな学校の体育館巡り(子供のバスケの練習試合です)でなかなか行けません^^;
しかももう随分寒いんですね!
(体育館も寒いです・・・)
息子さんのピンチも無事でよかったです^^
行けないので、また記事を楽しみにしてますねぇ^^
都民の森は秋川の源頭なので、初めて行くのになんだかなじみ深い感じでした。
広葉樹の森が広がっているので、四季を通じて楽しめそうな所です。
あなさんのお子さんは、バスケに熱中しているんですね。
子どもの真剣な姿を見るのは、親としては嬉しいものですよね。
さてさて、冬になると子ども達が行けるところも限られてくるので、どこに行こうか悩んでます。