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a green hand

旬の生筋子で

娘が、筋子からイクラの醤油漬け作りにハマっているとメールがあって数日後、鮭醤油を
10本も買ってしまったから、お父さんに送るから、新鮮な筋子を買って作ってみてという。

夫に話すと、新鮮なものは手に入らないという。(どうやら気が進まなそう)

その事を話すと、今週末、被災地ボランティアを予定しているという忙しい娘が、築地に直行?
筋子を買い、土曜午前中着で送ってくれたのである。

その理由、筋子は今が旬、11月になると皮が硬くなるから名だたる料亭では旬を逃さずに作りおき
するのだと娘の弁。

鮭醤油も10本購入したこともあり、急いでいるのかな?」いやいや、美味しい旬を親にも味って貰おう
という娘心に違いない?
(できた娘だ、そのような優しさの微塵もない母には似ないで良かったぞ!)

普段、朝食を摂らず、お昼ちょっと前に食べる夫は待ち切れない様子でイクラの到着を待つ。

私も、おいしくご飯を炊く!の意気込みで、米の洗い方、浸し時間、水切りの時間を正確に
守り、準備しておいた。

15分前、待望のイクラご到着。
さっそく開き、ご対面。



きれいな、イクラが・・・。

ご飯もでき、娘が青じそと柚子で食べてみてのお勧めどおり、それを固く守り、イクラ丼を作った。
勿論買い物好きの夫が柚子と青じそを準備した。
「柚子があったぞ」とお店から電話までくれた。

4人分を入れておいたからと・・。弟のことも思ってか?・・。
ますます涙が出そう。

柚子をすりおろすと季節の香りが漂ってくる。
青じそも庭のものは使えなかったので久しぶりの香りだ。

目も舌も香りを聞くことで五感を喜ばせてくれた娘からのいくら丼であった。
なにより、忙しい思いで築地に足を運び、集荷の時間を気にしながらイクラ作りをしてくれた心が嬉しかった。

ありがとう。
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