a green hand

ここは福島なのか?




昨夜、9:00から11:00までの小さなコンサートに出かけた。
屋上での野外コンサート。

夫の姪の息子が音響を担当するという事で、最終的には人集めなのだろうお誘いがあった。
夜なので運転の苦手な私は断ろうと思ったが、義理の姉たちも参加するというので参加することにした。

連日の熱帯夜続きの福島である。
ビルの屋上でのコンサートと聞き、覚悟を決め妹を誘い参加した。

夜の福島、風があり耐えられない暑さでは無い。
4階屋上に着くと間も無く始まるコンサート前のドリンクが準備されていた。

麦茶なら5杯まで、生ビールは一杯、レモネードも一杯まで500円というドリンク券がチケット代に含まれていた。

レモネードを注文し飲みながら開始を待った。
屋上もさほど暑くなく、曇り空の中、月が見え隠れし、1つの星だけがやはり時々顔を出していた。

オレンジ色に輝く南の空にある星、それは夏の星座蠍座のアンタレスだろうと思った。
が、違うかもしれない。
オレンジ色に光るのは火星でした

コンサートが始まる。
シンガーソングライターの女子、名前も何も意識することなく参加した私。

最初の曲は、海に関する歌、とても美しい澄み切った声が流れた。
目を瞑るとさざなみが聞こえ、涼しい海風の吹く夜を連想させた。

目を開くと市街地の灯りが広がり、近くにある総合病院に緊急で入る救急車の音が聞こえてくる。
が、その音は空気を破るほどでは無い。


ギターを弾きながら歌う、その女子は、海や川や岸辺と、追憶と思い出と儚そうな現在や未来を語る内容で歌い続けた。

1時間以上過ぎた頃には、風が冷たく、持参した綿のショールを肩にかけるほど。
車で自宅から30分ほどの所に別天地があったのだ。

猛暑続きの夜のコンサート、不安だったのは歌い手も同じ。
「今は夏ですよね」どうなることかと思っていたのにとのコメント。

福島の夜はビルの屋上に心地よい風があり、高原か海辺である。

連日の暑さに疲れ切っていたので、まさに「ここは天国なのか」の感じである。

音響の良さはほぼ満足、その声の主に癒され、家に帰り早速のネット検索。

「優河」は原田美枝子と何とか凌との長女とある。

妹の方が名は通っているらしく、CM出演が多いとある。
妹の「静河」は「半分青い」の朝ドラで律の奥さん役。
ベランダで洗濯を取り込む役回り、主人公のすずめとひとことふたこと言葉を交わしていた。
私の知らない女優だったが印象に残る人ではあった。

歌い手は、長女の優河。
あれ?河なんだ。
道理で水関連の詩が多かった?とはあまりに短絡的な感想かもしれない。

現在27歳、名前の通り優しく大きな河に育ってほしい。

終了後は、すっかり自然の風で冷え切ったからだ。
駐車場から帰りの車の中はしばらく暖房という全く信じられぬような真夏の不思議体験の2時間。

もしかしたら最近リリースした優河の「魔法」だったのかもしれない。
この魔法を作った時、言い知れぬ変化を自分に感じたと言う。

きっと魔法の力を得たのだと思う。
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