ここ1週間というものコーラスの調べ物だったり、近所の葬儀があったりで
飛ぶように時は過ぎた感じがするが、飛び方は重く暗いものだった。
5月卒業の接骨院通いも押し迫る頃、庭で草引きに熱中するばかり腰に痛みが
走り、恒例のぎっくり。
翌日の外出を控えての出来事である。
接骨院に行き、左手より腰の痛みを訴えると・・
「5月に卒業するのが嫌になったかな？」と皮肉られる。
しかし、早ければ早いほど治りが早いと以前に聞いていた。
ぎっくり腰で通院したのは鍼灸院のみ、しかし、殆ど無駄だった。
恥ずかしいので目の見えない先生の方がいいという選択だった。
今回は、ぎっくり腰で施術を受けたくないと思っていたにもかかわらず目の見える
先生のお世話にならなければならなくなったのである。
「これは良く温めるように」といわれたことで閃いた。
お風呂しかない、そう思った私は日中から寝るまでに4回もお風呂に入った。
それと「普通に生活してください」の言葉に、今までぎっくり腰を大事にしすぎて
いた私はコルセットを付けて予定どおりに外出することを決めた。
翌朝も早く起きてお風呂に入り体を温めた。
出かけるというと何かあるジンクスを返上したい思いが大きかった。
1日ブラブラと町や自然の中を歩き回りのんびりと5月最後を楽しんだ。
いい一日だったがさすがに帰宅後はお風呂に入り早めに寝てしまった。
それで、勝手に私は5月に全てを卒業しようと心に決めた。
