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でも今年の今日は、従姉妹やら息子がやってくる日である。
今日は特に意味のある日で、姪のEが娘にピアノで「戦場のメリークリスマス」を
練習して聴かせてくれるためにやってくるのである。
私は、今日のマイスペシャルの準備にとりかかった。
今日のスペシャル、それはビーフ・シチュー2度目の挑戦である。
朝起きてすぐ、牛バラ肉800グラムを切り、赤ワインに漬け込み、その上にキュウイの輪切りを載せて
1時間という下ごしらえをした。
牛バラ肉はどこででも売っているとは限らないことがわかり、昨日、夫に街まで行ってもらった。〈買い物好きで助かる~〉
所要時間3時間半と恐ろしく時間のかかる本格派ビーフシチューである。
それを今日のメインにした。
ビーフシチューだが、朝起きてすぐといっても新年の2時ごろに寝た私は9時ごろに起きたので
今日の昼食は大分ズレこんで遅くなると思ってはいた。
姪たちは11時頃にやってきた。娘はEにさっそく届いた楽譜を渡した。
コーヒーとケーキの接待は娘にしてもらい、私はひたすらスペシャルに取り組んでいた。
煮こんでいる間に、メンチカツを手作りし、私の苦手な同時進行である。
注意しないと必ず一つの過程を見落としてしまう癖がある。
それを自覚しながらレシピと何度向き合ったことだろう。
朝食をとって来なかったというEには、おせちを摘んでもらい待ってもらうことにした。
すべてが出来上がり、昼食は3時であった。
ビーフシチューもメンチカツも全員のお腹がすいていて「おいしい感」をだいぶ強めたと思うから大成功である。
一度目に作ったものより、満足のいく出来ぐあいは、娘に教えて貰った浮いた油を捨てること
とブイヨンの量が少しレシピより足りないことを指摘されたためかなと思う。
生クリームを用意しておいたのに出すのを忘れてしまった1度目とは異なり、それを加えた味を楽しんだ。
夫は、自分の分のシチューを確保し、食べずにお酒を飲んでいた。
食後、ようやくEは動き始め、数時間後、「戦場のメリークリスマス」を形にして娘に聴かせてくれた。
娘は、大変羨ましげに姪の弾くピアノにじっと耳を傾けていた。
娘が一日かかって練習したのに、姪とのその差を実感したのだろう。
イメージトレーニングは、そう簡単ではなかったと。
でも音を聴きながらの練習で姪が気付かなかったところに気づけたのは、練習方法の成果だなと
思える箇所もあった。
ほんの途中までしかできていない曲だが、娘の音を聴いた姪が「いい音出してると思った」
という感想は娘をうれしがらせたのではないか、いや、親の私だけがうれしかったのかも知れない。
姪たちが帰ると同じぐらいに息子の登場、自作ビールを持っての登場である。
いとこのAに2本のビールをお土産にあげていた。
喜んで帰っていった。
夜は、久しぶりの5人家族で、お酒を飲んだり、自宅カラオケを楽しんだ。
夫はご機嫌である。
血の繋がりはこの家で息子と娘の二人と遠くに住む、孫のハルしかいないのだから。
息子の自作ビールは、ハイネケンのように、私の口に合っていた。
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