a green hand

カレル チャペック 「園芸家12カ月」



単純な私は土曜夜の「植物男子」シリーズでカレル.チャペックについて知り、その著書に影響されてしばらくになる。

9月の園芸家、大事なのは「土」である。
園芸家でもないのにどんな土であるかを問題視するようになり、土に囚われてしまった。

チャペックの方はベランダ園芸ではない。
我々の足元にある土が重要な訳でそこに植えられている花ではない。

9月からずっと土と共にいて、腐葉土や肥料を混ぜ込んでは天地返しをしている私がいる。

長靴もスコップも新しいものを購入し、どちらも重くその重さに耐えながらさらに重い土と格闘している。
我ながら困ったものだ。

体力が有り余っているのならいいが、小出しにし、ごろっと寝転んでも庭のことを考えている自分がいる。

夫は病気をキッカケに一切庭に出なくなった。
夫の庭仕事は、私の願いを聞き入れて協力してくれていたということが判明した。
庭には興味がなかったと見える。

分かりづらい夫でこれにも困った。
私が長いこと庭に縛り付けていたことになる。
罪悪感が沸々と、庭は嫌いだったのだ。

夫が手を引くと母が力を発揮してきた。
夫に遠慮はいらなくなり、ハサミ片手にバシバシと皐月の剪定をするようになった。

今では私の庭仕事の相棒である。
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