日記帳を買いに行くけど行く?
と、母を誘ってみた。
じゃ行くかなと珍しくOKが出た。
私の気も変わらないうちにと大急ぎで出かける準備をした。
いつも夫の運転で出かける私は、母を乗せてというのは珍しい事である。
母も筆ペンを買いたかったらしい。
今月18日で93歳を迎える。
肺炎で体調を崩した9月から10月は私や妹に強く杖を使うよう言われ、杖をついて数日は歩いたものの今ではすっかり自分の脚で歩いている。
街に出て、どこを眺めても自分の脚で杖もなくしっかり立っている母より高齢の人はいないように思える。
私は、3行ぐらい書ける日記を買おうとずっと思っていた。
ずっと思っていないですぐに買えばいいのにたくさんの日記帳を目の前にしても随分迷っていた。
探しているうちに、なぜか急に5年分の日記を買うことにした。
3年分にしようかと迷ったが5年分にした。
2020年のオリンピックの年まで生きられるだろうかと不安であった2015年あたり。
2017年の夫の病気で驚きすぎ、自分が安らかに虚弱で死ねる場合ではなくなった。
今年の母の病気発覚でますます………。
5年分の日記を買ったのは自分でも驚きである。
5年も3年も一緒のように思えたからだ。
書くことは決まっている。
寝る前の儀式
①今日うれしかったこと
②今日うまくいったこと
③今日感謝したこと
5歳年長のAさんのおススメ内容を母に筆ペンで買いてもらって寝室に貼った。
3項目、これだけである。
これで5年間、悲しくても、失敗しても、怒っても、日記帳には3項目以外は書かないと決めた。w