義母が今朝、亡くなったということの連絡をもらう。
すぐ折り返し、義母の家に行くと、あわただしい空気がみなぎっていた。
夫は片付けに忙しそうだ。
義母は穏やかな顔で眠っていた。
長い苦しみの末の平安だ。
ここ数日、私は心の中で一日でも早くこの世での役目を終え、旅立てることを祈っていた。
不思議と涙は出なかった。
しかし、枕行のとき、住職の説教を聴いて泣いてしまった。
義姉はここのところすっかり疲弊しきっていた。
今朝、義姉は母に挨拶し、病院へ出かけ、その途中の車の中で、亡くなったという知らせを聴いたという。
しかし、家族の計らいで亡くなってからのあわただしさからは遠ざかるように病院で順番を待っていた。
そんなぎりぎりの状況の中、義母は自分の旅たちを決めたにちがいない。
ほんの少しの間に眠るように逝ってしまった。
夫は、大往生などと言っているが、「ね、君、君、母親の死ってどういうものだと思う?一月ぐらいしないとわからないかもしれない・・」とつぶやく。
夫の気持ちはわからない。
母を失う気持ちも今の私にはわからない。
住職が言った。
母親というのは、なんともいえない思いがある。
このような仕事をしている私でも母を亡くしたときには大変取り乱したと。
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