今日はムスカリを摘んでみた。
母が・・・。
「暇だったらムスカリを摘んでくれる…？写真を撮るから…ラムズイヤーの中と松の木の下は摘まないでね。」と呟き美容室へと歩いて出かけた。
帰ってくると 無造作に摘まれたような形跡。
それに家中探しても無い。
「ムスカリ摘まなかったの？」
「取ったよ」
「どこに置いたの？」
「捨てたけど」
「え〜写真撮ろうと思ったのに〜」
「写真撮るって言ってたからムスカリが邪魔になったのかと思ってたけど」
母は経験上私はそれほど花たちに酷い仕打ちをすると思っているのだ。
可哀想なムスカリたちと思いながら摘んでいたのかもしれない。
母と娘にあ・うんの呼吸は無いということが物語る出来事であった。
写真を撮るというのはムスカリの写真ではなく花壇の写真と思ったらしい。
捨てた草の山から2人で拾い集めたのが今日の一枚である。
ラムズイヤーの中でいい感じに咲いていたムスカリもこの中に…。
