お目にかかったことのない「堀文子」が登場していた。
私が若い頃に読んだ本の表紙に堀文子とサインしてあったのがとても
印象的であった。
サインが印象的なのではなく、その日本的な中に異質なものの美しさを
秘めた花の絵が大変心に残った。
それを描いた人の名前「堀文子」も一緒にインプットされていた。
テレビで観る堀文子は実に素敵な女性だった。
93歳というお年であるが美しく鮮明であることが不思議としか
言いようがなかった。
どこにも属さない自由な心で生きてきた強さがにじみ出ていた。
その人の言葉、
「群れない。」「???ない。」 「頼らない。」もう一つの言葉を忘れてしまったが、きっと今の
自分に欠けていない言葉を忘れ、2つは気を付けなければならない言葉
がまた、印象に残ったのだと思う。
それで、私には、一つの目標があった。
夫からの自立である。
とにかく頼りすぎている私である。
その一環として、私は、京都一人旅を計画していた。
「フェルメールからのラブレター展」を、京都の美術館で観たいというのが
動機である。
移動展で仙台、東京と3箇所で開催するにもかかわらずである。
仙台は今年末、東京は年初めになるだろう。
仙台も一人でにしたかったが、TさんとNさんに行こうと言われ、予定している。
京都行きは数人の友にそれを話した。
話すことにより実行しなければというモチベーションUPのためにである。
ところが、どうもギックリ腰、眼底出血の経過と私は健康に自信がなく、
予定していた日にちに不安を覚えていた。
そんな時、母からダメ押しがあり、ぐらつき、気弱な私は、密かに計画
していた来週始めから3日間の京都行きの申し込みをスルーしてしまった。
その途端、腰に異変がなく、行けそうな気分になってきた。
プレッシャーに弱い私は、ホント情け無い。
しかし、どうしても一人旅で
私の旅を完成させようと、気持ちだけは大きいのである。
京都ができたら、パリにしようと思っているのだが・・。
郡山や仙台までも一人では行ったことがない。
一人で行ったとしてもその先に誰かが待っていてくれたりと、一人で行動
することはほとんどより絶対にないのだ。
まず身近な所からなるべく交通機関を使っての一人旅をしてみようと
思うのであるが、なかなか行動に移せない。
ここまで書いて残りの堀文子の言葉を思い出した。
「慣れない。」である。
案の定、私は何をやっても慣れるということがなくそれは欠点の部類では
ないかとさえ思っている。
10年以上も二人旅で海外旅行をしてきて、ほとんど計画を立てたのは自分
なのに、こういう所にも慣れというのがついてこないのだ。
若いときは全く群れなかった気がする。
年と共に群れるようになったが、それは非常に疲れることである。
が、楽しくもある。
凡人であるから、仕方のないこと。
しかし、頼らないというのは、頑張ってみようと思うのである。
最初から最後まで自分で準備をし、実行し、帰ってくるのである。
ただし、旅だけ?と都合がいい。
夫に京都に行かないと決めてから腰が良くなった気がするというと、
俺はビクビクウサギだが、あんたはモルモット級だなといわれた。
気弱な家族である。
しかし、母はどうだろう。
私もしらない、嵐?ARASHI?とかいうグループのファンである。
それを知って、娘が母に送ってくれたDVDを
私のパソコンで延々とみているのである。
心が自由であることは、本当に強くなれることである。
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