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a green hand

白馬村2日目

あいにくの曇り空、昨夜の相談の結果というか
一度行ったことのある夫の感想から黒部ダム行きを決行。

朝食は、パンと珈琲、ジュース、牛乳、野菜サラダとフルーツ。
挽きたて珈琲とペーパーは持参したもののドリッパーを忘れた。
昨夜、娘を迎えに行った際に探したが三角錐のドリッパーはなかったという。

それで、朝には変則珈琲ドリップで、黒部ダムの帰りにでも再度探そう
ということになる。

どこに移動しても、ゴミ係は夫であり、やり方を変えないところは
素晴らしい。

さて、寝心地であるが、地階(と言っても1階になるのだが)での寝心地は
少し淋しいものがあるようだ。
今晩は、ロフトにハル親子は寝るという。

さて、黒部ダム行き、運転は息子。
すっかり夫は、息子の運転のうまさに対抗する気さえ起きず
大満足でナビを見つめる役である。

駐車場に着くと雨模様にかかわらず、大勢の人だかり。ザーザー雨の中
傘を忘れてきた我々は帽子を頼りにトロリーバス発着所目指し、歩き出した。

いつの間にか夫の姿が見えない。私がブツブツ文句を言っていると傘を
3本抱えてやってきた。
傘を買ってきたという。夫の血が半分以上入っている娘が「お母さんはそうやって
お父さんのことを・・」と言う。

一言いってくれれば、車の中で待っていたのに・・と私。
傘が売ってないかもしれないし・・と夫。

いつも自己中心な夫が我々のことを考えての行動には戸惑ってしまう。

トロリーバスというエコカーに乗り、黒部ダムへと登る。



着いた所は、なかなかの避暑地である。
霧が立ち込め、黒部峡谷は水墨画のような眺めである。
ビショビショに濡れながらも楽しい黒部ダムであった。



帰り、白馬駅近くで買い物をする。
駅の中を見てこなかったのが私としては悔やまれる。
ドリッパーの円錐形はとうとう無く、新たにペーパーとドリッパーを
買うハメになった。

その夜、ハル親子はロフトに、私と娘はリビング、夫は和室から洋室へと
移動して寝ることにした。
ハルの歯ぎしりでなかなか寝つけなかった。

この日のランチはちょっと印象深いことになった。
ダムから降りてきて、ランチの時間が大分遅くなり、目についた
ロシア料理風みたいな所に寄った。

すでにランチタイムは終わっていたのだが、OKということで、どこのお席でもご自由に
ということだった。
煙草も禁煙なのだがもうレストランは終わりなのでどうぞという待遇の良さ。

注文をしたところ、福島ナンバーのようですが、原発は大丈夫ですかという質問。
夫は大丈夫と答えたが、それって微妙・・。
坊やだけが大変ですねと同情された。

なんでも仙台に息子が行っていた時の地震だったらしく、福島というだけで身近、いや
今や全世界で知る超有名な福島であるからこそ話が弾み、サービスも素晴らしかった。

ハルには飲み物をサービスしてくれた。
娘が、「完全に私がハルのお母さんだと思われているよね、自分だけビールを飲んで
子どもを全く構わない母親・・」という。

そう考えれば、旦那さんは車の運転で奥さんは子どもも旦那さんも構わずにビール?
ということになったのか?

一番印象に残る白馬村の人との会話であった。
その日の夜は、カレー、夫の料理、私はレシピ本を持参したので、肉じゃがを作った。
翌朝に食べるためのものである。
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