着いたのは午後2時ぐらいだったろうか。
東北自動車道、磐越自動車道、北陸自動車道の旅である。
線量計を持った我々は、ハルと共に新潟までの間を、インターごとに名前と
到着時間とその場所の線量を計りながら、長い時間を紛らわした。
そうしないとハルの特技のしりとりにずっと付き合わされる。
それをを防ぐための苦肉の策であった。
西へ西への移動はさすがに線量は少なく、福島では見られない
0.1から0.2未満 一番少なくて0.08台である。
一瞬0.07を指したのが最低線量ということだった。
福島中通りを出るまでは相当高い線量である。
新潟ですっかり飽きてしまったというか、ギブアップ。
それでもよく頑張った方だ。
途中、泥色をした阿賀野川を見た。新潟福島県境は今回の大雨で
水かさを増していた。
糸魚川の高速を降りた。
間もなく白馬での場所でランチタイム、なかなかの味であった。
白馬村を目指した。
3.40分ほど走ると白馬村。
山々が見えてきた。
管理人さんのいる所辺りが貸し別荘かと思い、少しがっかりしていたが、
地図を見るとそこから大分、山の方に上り、山荘のような所が目的地で安心した。
まず、食料の買い出しをした。
口に入る物は水以外一切ないということである。
別荘から5分降りたところに「倉下の湯」という昔からの温泉があった。
日々のお風呂はここにしようと計画は立てたが、実際に入ったのは最後の日の一日
のみで、予定は未定の言葉通りとなってしまった。
イオングループのマックスバリュウで買い物をする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/47/32/b1ae02c33de166eae80b87c8d0dc8390_s.jpg)
夜は、何を食べたのか記憶が飛んでしまっている。
が、当たりだった気がしている。
(記憶が戻った。長野限定のお蕎麦を食べたのであった。)お蕎麦はあまり好まない私だったが、美味しかった。信州信濃の蕎麦を現地で
食べてみた。
飲むために作ったものは、野菜サラダぐらいだったのだろうか。
味噌を付けたキュウリを夫が作った。福島にいるように、食の安全を疑わずに
食べられることが美味しさをましている。
野菜がおいしい、特にレタスが大変おいしい。
水がきれいだからなのか、今までに食べたことのないような
柔らかでパリパリなレタスである。
8:40分に白馬駅に着く娘を待って、ハルとパパが雨の中を迎えに行く。
それまでの時間をハルとパパはトランプ遊びとベーゴマで過ごした。
私と夫は冷蔵庫が冷えるのを待ちながら、部屋のあちこちを点検した。
台所用品をチェックした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/69/1e/1c137e78fb2efe1abffd35fa44230397_s.jpg)
間もなく小さなスーツケースとエコバックをさげた娘が、連れ立って入ってきた。
まだ雨は止んでいない。
貸し別荘の立派さに贅沢好きの娘は満足そうである。
寝る部屋を決める段になり、夫と娘は一人部屋がいいと思い提案すると知らない所
だから一人はいやと言って広々としたリビングに布団を運び、私と二人で寝た。
階下はハルとパパ、夫は和室。
こうして一日目は過ぎた。