便利な便利なインターネット。まあ、別に高度なことが出来なくても、何か分からないことがあったら検索で大抵は出てきてくれます。一歩進めば、ブログやレビューサイト、ランキングサイトなどで自分の言葉や考えを公にしらしめたり、自分なりのインターネットの世界を持つことも出来ます。
まあ、なくてもいい存在…とはいえ、パソコンによって助けられることも、ただあるものです。
そして、どんどん普及しているインターネット…ですが、果たしてこれ以上普及するのでしょうかね?
●今のインターネット
まず、今のインターネットについて。
私は、今主流となっているパソコンのインターネットを一言でいうなら…「臭い(くさい)」と言います。
インターネットは便利です。画期的です。そして「自由」です…が、私はいささか「自由すぎた」のではないか?とも思っています。
少なくとも10年前、20年前のインターネットがまだマイナーであった頃と比較すると、どうでしょうか?
私自身については、年齢を重ねているからこそ見えないものが見えてきているのかもしれませんが、それ以前に今のインターネットを、あなたは「まとも」だと思いますか?
●下品・下劣な表現
ある番組である有名人が、今の日本を一言で言うと?という質問に対して「下品になった」と答えていました。私は、これに非常に共感しています。
インターネットよりもメジャーなものとして、「テレビ」という存在がありますが、下品な内容など、徐々に色々な規制がかかるようになってきました。まあ、年齢問わず利用できるものだったことが大きかったんでしょう。で、規制によって縛られた世界を、無意識のうちにインターネットに求め始めてしまったのではないかと思うのです。
最初は、それなりに「巣」を作ってその中で楽しんでいるところがあったのかもしれませんが、現状のインターネットを見ると、そういった表現を「巣」すらも作らずに公にばら撒いている様子が伺えます。年齢制限のない場面でも下品な表現が多いです。『ニコニコ動画』に至っては、普通に目の届く広告内容までもが「郷に入れば郷に従う」と言わんばかりに下品なものが増えてきています。世も末です。
もちろんインターネットが全て原因とは言いません。例えばコンビニエンスストアで、普通の雑誌に並んで成人向け雑誌が一緒に並んでいたり、ゲームにおいてもCEROが指定した年齢制限にそぐわないような下品・下劣な表現があったりとか。そういうところもあると思います。
なぜ、こういう類のものを、取り締まれなかったのでしょうか?利用するなら利用するで、多少の規制があれば多少の安全面は確保されていましたし、ネットユーザー数には結果的に影響はしなかったとは思うんです。
しかし、それをしなかった。むしろ「自由」であることを利用して「匿名掲示板」という類のものも生まれました。もちろんこれによってもたらされた価値も多くあると思いますが、長い目で見たときにどうだったのか?危険だと感じなかったのか?と思います。結局「個人情報を気にせず自由にコメントが書ける→今までにない意見がたくさん生まれる→人が集まる」という目先の考えで、動いていたのではないか?と思うわけです。
分別の付く年齢の人ならともかく、こういった世界をまだ分別の付きにくい低年齢層が見たらどう思うでしょうか?そんな「臭い世界」を基準と考えられてしまうと…非常に危険です。
●第2のインターネットが必要?
私自身、今のインターネットを変えようとしても、かなり厳しいと思っています。何せ世界で利用されている存在ですし、便利なほうに流れた人間は、そう簡単には面倒臭いほうには戻ってきません。
なので、今のインターネットは今のインターネットで、これからも存在し続ければいいでしょう。
ただし。そことは全く別の媒体となる「第2のインターネット」が、私はいずれ必要になってくるのではないかと考えます。
今のインターネットは「安全面」「手軽さ」が大きく欠けていると思っています。
「安全面」でいいますと、そもそもパソコンでインターネットを利用するにあたって「ウイルス対策」をしなければいけない時点で、安全ではないことが明白です。
また、ここでいう「手軽さ」というのは、利用するきっかけや、利用したいと思ったときに必要な手順のことを指しています。パソコンを起動して、調べたいことを検索して…って考えると、小さいきっかけでパソコンを起動しようと思うのは、意外に面倒くさいものです。私のように、ブログを毎日更新するなどの日常茶飯事でもない限り、そんなに頻繁に利用するものではなかったりします。
また、番組を見るという点についても、テレビのようにワンボタンで見れる手軽さと違い、やっぱりいくつかのページを経由していかなくてはいけません。扱っている番組の数としては幅広い範囲を確保していますが、だからこそどうしても面倒な手順を踏む形になりますし、むしろテレビが普及した一因に「ボタン1つですぐ見れる手軽さ」というのも大きかったのではないかと思うのです。分かりやすさもありますしね。
…という点を考えて、今のインターネットとは違う利点をもったインターネットを、何らかの形で用意するべきなんだろうと思うわけです。
個人的に、身近なもので以下の2つの可能性を挙げてみます。
◆ゲーム機
まあ、ゲーム機のインターネットも、結局は今のインターネットに繋がったサービスになってはいますが、少なくともパソコンより「安全面」は期待できると思います。ウイルス対策ソフトだの何だのとか入れる必要はなく、ゲーム機とインターネット接続ができる環境を用意して、無線か有線でインターネット接続するだけで利用できるようになります。パソコンよりは価格的にも手順的にも、敷居は低かったりするわけです。
WiiやPS3といった現行のゲーム機は大抵、ゲームだけではなく天気やニュース、そして従来のインターネットなどを利用できます。まあ、あとは、実際に利用して面倒くさいかどうかは慣れの問題になってくるところですね。
とはいえ、個人的にはゲーム機もまだまだ安全面では追求する必要性があると思っており…特にゲームによるインターネット接続については、いわゆる改造データなどによる違法な存在が、インターネットという幅広いユーザーと関わることになる場所に進出してしまったという問題があります。プレイ状況に応じて強制切断するといったモラルなきユーザーも目立ちますし。
切断対策については「強制切断したら負けとみなす」「コンピュータ操作に切り替える」などの対策が取られ始めていますが、そもそも違法なデータを取り締まらないことには、安全になったとは言えないでしょう。
◆地上派デジタル放送
あと2年足らずで完全移行と言われていますが…移行するならいっそ、利用しちゃえばいいんじゃないかと思ったりします(笑)
私の家のテレビもデジタル放送に対応していますが、番組を見ている状態でワンボタン押すと、天気・ニュースが表示された枠が表示され、そこから選択で野球情報・地震情報といった内容が見ることができます。情報次第では、パソコンやゲーム機などのインターネットより遥かに手軽です。
テレビはテレビで、そもそもリモコンのボタンが増えすぎているという問題があり、それによってせっかくの機能を利用してもらえない可能性も高いので、そこの対策は欲しいところです。
しかし、少なくとも現状、安全面や手軽さについては強く、ある種今のインターネットと対になるものになり得るんじゃないかと思っています。もちろん、これが普及していくにあたって、どんどんできることが増えすぎてきたり自由にできることが増えすぎてくると、今のインターネットの二の舞ですから、そこのバランスは注意する必要があります。
以上の2点はあくまで私が、身近なもので第2のインターネットになり得る可能性を感じているということであって、正直それが当たるとはあまり思っていません。
とはいえ、今のインターネットにも弱点があることは確かで、そこを逆手にとった別のインターネットの形を作る必要は、あると思います。結果的にそうすることで、商売的なところも成り立ちますしね…。
●簡単なまとめ
私もある程度慣れてしまったところがありますし、パソコンでインターネットを利用されているほとんどの人は、この「臭い世界」にいささか慣れてきているところがあると思います。
しかし、私は今の形が正常だとは到底思っていません。ネタのためだけに、あらゆる存在を、イメージを壊してでも面白おかしく騒ぎ立てるだけ騒ぎ立てて、いらなくなったら捨てるユーザー。そしてそんなユーザーに合わせるかのように、臭い方向へ変化していく現状。少なくとも「まとも」ではないですよね。
とはいえ、インターネットが今の時代において、重要な存在になっていることは確かですから、最終的には人間がインターネットという存在と、どれだけ上手に付き合っていくか?そしてそれをうまく提供できるか?が、これからの普及を担(にな)う重要なポイントになってくるでしょう。
まあ、なくてもいい存在…とはいえ、パソコンによって助けられることも、ただあるものです。
そして、どんどん普及しているインターネット…ですが、果たしてこれ以上普及するのでしょうかね?
●今のインターネット
まず、今のインターネットについて。
私は、今主流となっているパソコンのインターネットを一言でいうなら…「臭い(くさい)」と言います。
インターネットは便利です。画期的です。そして「自由」です…が、私はいささか「自由すぎた」のではないか?とも思っています。
少なくとも10年前、20年前のインターネットがまだマイナーであった頃と比較すると、どうでしょうか?
私自身については、年齢を重ねているからこそ見えないものが見えてきているのかもしれませんが、それ以前に今のインターネットを、あなたは「まとも」だと思いますか?
●下品・下劣な表現
ある番組である有名人が、今の日本を一言で言うと?という質問に対して「下品になった」と答えていました。私は、これに非常に共感しています。
インターネットよりもメジャーなものとして、「テレビ」という存在がありますが、下品な内容など、徐々に色々な規制がかかるようになってきました。まあ、年齢問わず利用できるものだったことが大きかったんでしょう。で、規制によって縛られた世界を、無意識のうちにインターネットに求め始めてしまったのではないかと思うのです。
最初は、それなりに「巣」を作ってその中で楽しんでいるところがあったのかもしれませんが、現状のインターネットを見ると、そういった表現を「巣」すらも作らずに公にばら撒いている様子が伺えます。年齢制限のない場面でも下品な表現が多いです。『ニコニコ動画』に至っては、普通に目の届く広告内容までもが「郷に入れば郷に従う」と言わんばかりに下品なものが増えてきています。世も末です。
もちろんインターネットが全て原因とは言いません。例えばコンビニエンスストアで、普通の雑誌に並んで成人向け雑誌が一緒に並んでいたり、ゲームにおいてもCEROが指定した年齢制限にそぐわないような下品・下劣な表現があったりとか。そういうところもあると思います。
なぜ、こういう類のものを、取り締まれなかったのでしょうか?利用するなら利用するで、多少の規制があれば多少の安全面は確保されていましたし、ネットユーザー数には結果的に影響はしなかったとは思うんです。
しかし、それをしなかった。むしろ「自由」であることを利用して「匿名掲示板」という類のものも生まれました。もちろんこれによってもたらされた価値も多くあると思いますが、長い目で見たときにどうだったのか?危険だと感じなかったのか?と思います。結局「個人情報を気にせず自由にコメントが書ける→今までにない意見がたくさん生まれる→人が集まる」という目先の考えで、動いていたのではないか?と思うわけです。
分別の付く年齢の人ならともかく、こういった世界をまだ分別の付きにくい低年齢層が見たらどう思うでしょうか?そんな「臭い世界」を基準と考えられてしまうと…非常に危険です。
●第2のインターネットが必要?
私自身、今のインターネットを変えようとしても、かなり厳しいと思っています。何せ世界で利用されている存在ですし、便利なほうに流れた人間は、そう簡単には面倒臭いほうには戻ってきません。
なので、今のインターネットは今のインターネットで、これからも存在し続ければいいでしょう。
ただし。そことは全く別の媒体となる「第2のインターネット」が、私はいずれ必要になってくるのではないかと考えます。
今のインターネットは「安全面」「手軽さ」が大きく欠けていると思っています。
「安全面」でいいますと、そもそもパソコンでインターネットを利用するにあたって「ウイルス対策」をしなければいけない時点で、安全ではないことが明白です。
また、ここでいう「手軽さ」というのは、利用するきっかけや、利用したいと思ったときに必要な手順のことを指しています。パソコンを起動して、調べたいことを検索して…って考えると、小さいきっかけでパソコンを起動しようと思うのは、意外に面倒くさいものです。私のように、ブログを毎日更新するなどの日常茶飯事でもない限り、そんなに頻繁に利用するものではなかったりします。
また、番組を見るという点についても、テレビのようにワンボタンで見れる手軽さと違い、やっぱりいくつかのページを経由していかなくてはいけません。扱っている番組の数としては幅広い範囲を確保していますが、だからこそどうしても面倒な手順を踏む形になりますし、むしろテレビが普及した一因に「ボタン1つですぐ見れる手軽さ」というのも大きかったのではないかと思うのです。分かりやすさもありますしね。
…という点を考えて、今のインターネットとは違う利点をもったインターネットを、何らかの形で用意するべきなんだろうと思うわけです。
個人的に、身近なもので以下の2つの可能性を挙げてみます。
◆ゲーム機
まあ、ゲーム機のインターネットも、結局は今のインターネットに繋がったサービスになってはいますが、少なくともパソコンより「安全面」は期待できると思います。ウイルス対策ソフトだの何だのとか入れる必要はなく、ゲーム機とインターネット接続ができる環境を用意して、無線か有線でインターネット接続するだけで利用できるようになります。パソコンよりは価格的にも手順的にも、敷居は低かったりするわけです。
WiiやPS3といった現行のゲーム機は大抵、ゲームだけではなく天気やニュース、そして従来のインターネットなどを利用できます。まあ、あとは、実際に利用して面倒くさいかどうかは慣れの問題になってくるところですね。
とはいえ、個人的にはゲーム機もまだまだ安全面では追求する必要性があると思っており…特にゲームによるインターネット接続については、いわゆる改造データなどによる違法な存在が、インターネットという幅広いユーザーと関わることになる場所に進出してしまったという問題があります。プレイ状況に応じて強制切断するといったモラルなきユーザーも目立ちますし。
切断対策については「強制切断したら負けとみなす」「コンピュータ操作に切り替える」などの対策が取られ始めていますが、そもそも違法なデータを取り締まらないことには、安全になったとは言えないでしょう。
◆地上派デジタル放送
あと2年足らずで完全移行と言われていますが…移行するならいっそ、利用しちゃえばいいんじゃないかと思ったりします(笑)
私の家のテレビもデジタル放送に対応していますが、番組を見ている状態でワンボタン押すと、天気・ニュースが表示された枠が表示され、そこから選択で野球情報・地震情報といった内容が見ることができます。情報次第では、パソコンやゲーム機などのインターネットより遥かに手軽です。
テレビはテレビで、そもそもリモコンのボタンが増えすぎているという問題があり、それによってせっかくの機能を利用してもらえない可能性も高いので、そこの対策は欲しいところです。
しかし、少なくとも現状、安全面や手軽さについては強く、ある種今のインターネットと対になるものになり得るんじゃないかと思っています。もちろん、これが普及していくにあたって、どんどんできることが増えすぎてきたり自由にできることが増えすぎてくると、今のインターネットの二の舞ですから、そこのバランスは注意する必要があります。
以上の2点はあくまで私が、身近なもので第2のインターネットになり得る可能性を感じているということであって、正直それが当たるとはあまり思っていません。
とはいえ、今のインターネットにも弱点があることは確かで、そこを逆手にとった別のインターネットの形を作る必要は、あると思います。結果的にそうすることで、商売的なところも成り立ちますしね…。
●簡単なまとめ
私もある程度慣れてしまったところがありますし、パソコンでインターネットを利用されているほとんどの人は、この「臭い世界」にいささか慣れてきているところがあると思います。
しかし、私は今の形が正常だとは到底思っていません。ネタのためだけに、あらゆる存在を、イメージを壊してでも面白おかしく騒ぎ立てるだけ騒ぎ立てて、いらなくなったら捨てるユーザー。そしてそんなユーザーに合わせるかのように、臭い方向へ変化していく現状。少なくとも「まとも」ではないですよね。
とはいえ、インターネットが今の時代において、重要な存在になっていることは確かですから、最終的には人間がインターネットという存在と、どれだけ上手に付き合っていくか?そしてそれをうまく提供できるか?が、これからの普及を担(にな)う重要なポイントになってくるでしょう。